冷え・老化に効く入浴方法は?「全身浴」と「半身浴」結局どっち?
2024.04.02
寒い冬の入浴は至福の時間ですよね。みなさんはどんなバスタイムを過ごしていますか?また忙しい毎日の中、バスタイムが疎かになってはいませんか?
冷えが続くと、肌や全身の老化に影響を及ぼします。
今回の記事では、バスタイムを有効活用した冷え・老化対策の方法をご紹介していきます。
「全身浴」と「半身浴」結局どちらがいいのか?それぞれのメリットとデメリットや、毎日より良いバスタイムを過ごすための工夫などをまとめました。ぜひ読んでみてくださいね。
冷えは老化のはじまりって本当?
「冷え」は、老化の始まりとも言われており、心身の健康へ大きな影響をもたらすことを知っていますか?
身体の冷えは、血管を収縮させ血液の流れを制限し、悪化の原因となります。実は、この血流の悪化は「冷え」の悪循環となり「老化」へと変化していってしまうのです。血流が悪くなることで、体の抹消や表面の組織に十分な血液が行き渡らず、またも冷えの原因となってしまいます。血流が全身の細胞まで充分に行き渡らないことで、集中力の低下に繋がったり、冷えが原因で睡眠の質にも影響が及んだり、疲れがとれなかったりと、心や体の健康にも被害をもたらします。
また、この冷えが続くことで、肌の老化や、ターンオーバーの遅れが現れてきます。美容液やサプリメントなどで頑張って肌の栄養を補給しても、いつまでも肌のくすみやたるみ、シミが改善されない原因となってしまうのです。
「全身浴」と「半身浴」は結局どっちがいいの?
全身浴と半身浴には、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。
体力を消耗しやすい高齢者や、冷え体質、むくみ体質など自分に体質に合わせて、適切な入浴方法を選べるようにしましょう。
「全身浴」のメリット・デメリット
〈全身浴のメリット〉
●全身が短時間で温まりやすい
●水圧作用で血流の改善を促進
●リラックス効果が高い
〈全身浴のデメリット〉
●すぐに暑さを感じやすい
●体力を消耗しやすい
●血圧の変動が大きい
「半身浴」のメリット・デメリット
〈半身浴のメリット〉
●足のむくみなどの局所に効果的
●体力の負担が少ない
●比較的 長い時間入ることができ、芯から温まる
〈半身浴のデメリット〉
●全身が温まるまでに時間がかかる
●全身の体温に差が出やすい
●寒い時期に向いていない
より良いバスタイムを過ごすために
毎日のバスタイムでも、入浴時間や温度、入浴剤などを工夫すれば、体にとってより良い効果を得ることも可能です。またバスタイムは、ほっと一息、心を休ませる大切な時間でもありますよね。より良いバスタイムを過ごすためのいくつかのポイントをまとめましたので、チェックしてみてくださいね。
入浴時間の目安
15~20分 | 20~30分 | 30~40分 | 45~60分 | |
---|---|---|---|---|
全身浴 | しっかり温まる | のぼせや脱水、肌の乾燥に注意 | ||
半身浴 | 上半身の冷えに注意 | しっかり温まる | のぼせや脱水、肌の乾燥に注意 |
入浴時間によっても効果がことなりますのでその時の状態に合わせて、調整するようにしましょう。
また、長時間の入浴は、肌が乾燥しやすくなりますので注意しましょう。
お湯はり温度の目安
38~40℃くらいのぬるめのお湯がおすすめです。熱すぎると身体の芯から温まる前にのぼてしまい、せっかくお風呂に入ったあとでも湯冷めしやすく、逆に体が冷えてしまう可能性があります。適切な温度は、体温より2~3℃くらい高めの温度に設定するのがおすすめです。
入浴剤の選び方
入浴剤は、リラックス効果や血行促進など、種類によって様々な効果や効能があります
一覧にまとめました。
効果・効能 | 入浴剤 | |
---|---|---|
無機塩類系 | 温熱・清浄・血行促進・疲労回復 | 温泉系・重曹・バスソルト・硫酸マグネシウム |
生薬系(薬用植物系) | 保湿・血行促進・鎮静 | 唐辛子・芍薬・柚子 |
酵素系 | 皮垢をとれやすくする | 酵素風呂・パパイン |
スキンケア系 | 保湿・豊潤 | ミルク・アミノ酸 |
●お肌しっとり入浴液「フローラ・バス-102」 150ml ¥1,000
こちらは天然由来成分でママ世代に人気の液体タイプの入浴剤です。乳幼児にも利用でき、無香料無着色で、自然な植物の香りを楽しむことができます。植物エキスで森林浴のような心地よさと肌のしっとりとした保湿感が特徴です。
入浴後の保湿
入浴後は、肌表面の水分が蒸発しやすく乾燥しやすい状態になっています。ボディクリームやローション、オイルなどを使用して、十分な保湿を行いましょう。
まとめ
冷えは、そのままにしておくと老化の進行になりかねません。冷えは末端の血行不良などを招き、様々な病気や肌トラブルの原因となります。全身浴、半身浴どちらでも、自分にあった入浴方法でなるべく毎日芯からあたたまり、冷えをとることが重要です。
バスタイムは、心身の健康を保つ大切な時間です。ただ入浴するだけではなく、映画をみたり、音楽を聴いたり、好きな入浴剤をいれてキャンドルを置いたりなど、毎日のバスタイムを一日の終わりのご褒美時間にしてみてはいかがでしょうか?