頭皮の臭いの原因は洗い方かも3つの工夫で臭いを撃退!
2020.12.14
頭皮の臭いのおもな原因は、皮脂と汗が混ざり合って酸化した臭いと、地肌の皮脂を栄養として繁殖するマラセチア菌が出す脂肪酸の臭いですが、洗い方にも問題があります。
ホルモンの関係から、女性よりも男性の方が臭いがきついようですが、枕の臭いが気になるようなら、他人にも頭皮が臭っている可能性があるそうです。
私は40代の営業職ですが、妻に「枕が臭い」といつも言われます。
洗い方が間違っているのか、確かに夕方になると脂っぽくなり、自分でも頭皮の臭いが気になることがあります。
そこで、頭皮や髪の毛の洗い方やシャンプー剤、ドライヤーの当て方の3つを工夫したら、臭いが気にならなくなりました。
私が実践した3つの方法をお伝えします。
頭皮や髪の毛の正しい洗い方
頭皮や髪の毛の正しい洗い方は、まず始めに髪の毛についたホコリをブラシなどで取り除き除き、ぬるま湯で髪の毛をすすぎます。
次に洗い方ですが、シャンプー剤は適量(ワンプッシュ)くらいを泡立てて、頭皮に直接揉み込むイメージでなじませ、マッサージするように洗います。
その後、トリートメント剤やコンディショナーを用いる場合は、頭皮につけないように髪の毛だけにつけて洗います。
特にコンディショナーはコーテイング効果があるため、頭皮につけるとの毛穴をふさいでしまう恐れがあるので気をつけましょう。
私は、この洗い方を理髪店で聞くまでは、頭皮にもコンディショナーをつけてマッサージをおこなっていたのです。洗い方を変えただけで、頭皮の臭いが気にならなくなりました。
頭皮の洗い方は部位によって変えると臭いが防げる!
男性の場合の洗い方は、一般的にシャンプー剤をたっぷりつけて、頭皮も髪の毛もゴシゴシ洗いがちですが、この洗い方だと頭頂部などは洗えていても、額の生え際や後頭部の生え際、また耳の周りは洗えていないことやすすぎ残しが多いようです。
シャンプー剤が頭皮に残っていると、臭いの原因になるため、肌との境目はすすぎ残しがないようにする必要があります。
おすすめの洗い方は、人差し指と中指を使って細かく動かすことです。
この洗い方はマッサージ効果もある上、汚れもきれいに落とすことができ、不快な臭いが解消されます。
脂漏性皮膚炎について
脂漏性皮膚炎とは、頭皮を中心にみられる慢性の湿疹ですが、頭皮以外にも顔や胸、背中、わきの下などにもみられる皮膚炎です。
原因は、「マラセチア」と呼ばれる真菌が関与していると考えられます。
頭皮に気になる湿疹がある場合の頭皮や髪の毛の洗い方は、シャンプー剤を使用せず、ぬるま湯で洗うようにします。
洗い方を変えても痒みや臭いが治まらないときは、皮膚科を受診しましょう。
自分の頭皮のタイプを知ろう
頭皮は皮膚の一部です。顔や手足が乾燥するタイプなら頭皮も乾燥肌(ドライスキン)、顔に脂が浮くようなら脂性肌(オイルスキン)です。
また、顔や体が汗や花粉、紫外線などにすぐに反応する体質なら、頭皮も敏感肌です。
自分の肌がどのタイプかが分かると、それぞれのタイプにあったシャンプーを選び、洗い方にこだわると、臭いだけでなくフケやかゆみ、湿疹などの頭皮のトラブルを防ぐことができます。
乾燥肌(ドライスキン)の頭皮に適したシャンプー剤と洗い方
頭皮が乾燥するのは、本来頭皮が持っている潤いを、洗うことで取り除いてしまうからです。
シャンプー剤のパッケージに「石油系の界面活性剤不使用」「アミノ酸系シャンプー」と表記があるものを選びましょう。
痒みやフケや臭いが気になるようなら、シャワーの温度が高すぎないか、シャンプー剤に頭皮を刺激する成分が入っていないかを確かめ、洗い方も優しく洗うなど工夫してみましょう。
脂性肌(オイルスキン)の頭皮に適したシャンプー剤と洗い方
毎日しっかり頭皮や髪の毛を洗っているのに臭いが気になったり、夕方になるとベタつく人は、皮脂の過剰分泌を防ぐシリコン成分が配合されていないノンシリコンのシャンプー剤を選ぶとよいでしょう。
脂性肌(オイルスキン)の頭皮に適した洗い方の注意点は、ベタついた頭皮や髪の毛に直接お湯をかけて洗わないことです。
直接熱いお湯をかける洗い方を繰り返していると、頭皮の汚れや臭いが完全に取れません。
洗い方の基本は、いったんブラッシングしてほこりや汚れを取り除いてから洗うことです。
この洗い方を習慣化することで、頭皮の痒みや臭いも防げます。
敏感肌の頭皮に適したシャンプー剤と洗い方
頭皮が敏感な人は、アミノ酸系シャンプーを使うようにしましょう。
「ラウレス硫酸Na」「ラウレル硫酸Na」というアルカリ性成分が入っているシャンプー剤は、敏感肌の頭皮には刺激が強すぎるので避けるようにしましょう。
敏感肌の頭皮の洗い方は、刺激の少ないアミノ酸系のシャンプーで優しく洗うと湿疹や痒み、臭いも軽減されます。
シャンプーの目的とは?
シャンプーの目的は、臭いの原因にもなる頭皮の汚れを落とすことです。
頭皮や髪の臭いをとる洗い方は、頭皮の洗浄に8割の時間をかけ、髪の毛の洗浄に2割の時間をかけるとよいと言われています。
洗い方としては、ヘッドスパをおこなう感覚で、頭全体を指の腹を使ってマッサージするように洗います。
この時、頭皮や髪の毛け汚れや臭いが気になるからと、シャンプー剤をたっぷり使うと逆効果になります。シャンプー剤を使いすぎると、すすぎ残しができて頭皮の毛穴を詰まらせてしまうことがあり、臭いの原因になるだけでなく、薄毛の原因にもなりかねません。
洗い方を気をつけるだけで、嫌な臭いに悩むことがなくなります。
帽子をかぶった日はていねいに洗いましょう
シャンプーのしすぎは頭皮や髪によくありませんが、おしゃれや日焼け防止、防寒のために帽子をかぶった日は、髪の臭いが気になることがあります。
帽子を一日中かぶっていた日は、頭皮や髪の毛の洗い方にも気を配り、いつも以上にていねいに洗うようにしましょう。
帽子をかぶると帽子の中が蒸れて汗をかきますが、汗によって排出された細菌や老廃物が毛穴を防いでしまい、頭皮や髪の毛の臭いの原因になります。
帽子をかぶった日の頭皮や髪の毛の洗い方は、いつもよりをていねいに洗い、生乾きの状態で放置せず、完全に乾かしておきましょう。
スタイリング剤などをたくさん使う人は、2度洗いがおすすめ
ヘアスタイルの関係上、スタイリング剤などをたくさん使う人の洗い方は、1度目は油分が少なめのシャンプーで洗い、2度目は髪と同じ成分が含まれているアミノ酸成分が含まれているものを使って洗うと、頭皮を痛めることなく清潔にシャンプーをすることができます。
スタイリング剤を使う人は、洗い方を工夫することで臭いに悩まされずにすみます。
ドライヤーのかけ方が頭皮や髪の毛の臭う原因に
ドライヤーで髪を乾かすと傷むと思っている人は意外と多いようですが、自然乾燥をするより、実は髪へのダメージは少ないのです。また、臭いも気になりません。
洗髪後は濡れた髪のキューティクルがはがれやすいため、タオルではさむようにして優しく水分をとってからドライヤーを当てましょう。
まず、温風で7割程度乾かしてから、その後冷風で乾かすと、髪の毛にツヤが出ます。
髪の毛をタオルドライですますと頭皮や髪の毛が湿気たままになり、臭いのもととなっています。
まとめ
頭皮や髪の毛の洗い方やシャンプー剤の選び方、ドライヤーの当て方などをを工夫すると、頭皮の臭いが気にならなくなります。
皮脂や汗の出方はその日によっても違うので、頭皮や髪の毛の状態によって湯洗いだけの日や、2度洗いの日などを取り入れ洗い方を工夫することで、頭皮と髪の毛の健康を保っことができます。