抜け毛を気にし過ぎると逆に悪化の可能性あり!

抜け毛を気にし過ぎると逆に悪化の可能性あり!

2022.08.16

遺伝性ともいわれる薄毛。早い人は10代後半・20代前半からその傾向が現れてくるかと思います。フランスなどの欧米では「かっこいい」と称されるにも関わらず、日本は薄毛を良しとしない傾向がありますので、気になる人はそのことが考えからから離れないのではないでしょうか。某メーカーの調査によると、薄毛や抜け毛が多いわけではないのに、「自分は薄毛だ」と勘違いしている人が実際に薄毛の人の割合よりも多いことがわかっています。必要以上に薄毛や抜け毛を不安に思っているのは何故でしょうか。そして、何が抜け毛を増やし、「自分は薄毛だ」と勘違いさせているのでしょうか。

薄毛が心配な理由

薄毛が心配な理由

頭皮が透ける

誰でも朝の身繕いや夜お風呂に入る際などに鏡を見ると思いますが、その時に頭皮が透けて見えると、心配になるようです。特に髪が細い方は、光を通しやすいので、その心配が増すようです。髪の毛は、必ずしも真っ黒ではありません。色素が元々薄い人によっては、赤ちゃんの産毛のように光を伴って色が薄くなる健康な髪の毛もあります。ですから、強い光の下で頭皮が透けて見えるのはむしろ普通なのです。また、髪の毛が濡れていたり、湿気の多い時期は、髪の毛が肌に張り付きやすいので、頭皮が透けやすく、その分薄毛に感じやすい傾向にあります。

抜け毛が増えた気がする

お風呂やシャワーで抜けた髪の毛を見たり、起きたときに枕についた抜け毛を見ると、もしかして薄毛になっているのではないか、と心配する男性は非常に多いそうです。けれども、髪の毛は数年単位で生え変わりのサイクルがあり、1日100本ほどは抜けるのが普通です。これは「自然脱毛」と呼ばれ、女性にも、10代の若い人にもおこっていることなので、何も心配することはありません。また、髪の毛の抜ける量が多い季節もあります。春口と秋口がそれに当たります。この時期に抜けた毛を見て「薄毛の危機だ!」と思うのは、ちょっと気が早いかもしれません。

おでこが広くなったように感じる

大抵の人は、薄毛はおでこ周辺からはじまるように感じるそうです。おでこが広く感じたり、生え際が後退してきたと一度思ってしまうと、自分に対する客観性を失う方が多くなります。毎日鏡を見ながら、髪の毛をよけ、おでこの広さを確かめる方もいるのではないでしょうか。髪の毛の濡れ具合や、鏡を見る角度などでおでこの広さの見え方は簡単に違ってしまいます。けれども、とにかく気になっている方は、1ミリ後退したように見えるだけでも、薄毛になった、と心配になってしまうもの。それこそ気にしすぎの場合が多いです。

頭皮の異常

薄毛や抜け毛は、頭皮の異常でおこることも多くあります。脂が多いからと、刺激の強いシャンプーを使っていたり、タバコを吸っていたり、日焼けや室内の湿度による頭皮の乾燥を放っておいたり、疾患(AGA、FAGA)があり、ヘアサイクルが乱れ、髪の成長期が短縮し、十分に育つ前に抜け毛となってしまうのです。すると毛髪の量が少なくなり、薄毛になります。まずは自分に疾患があるかどうか、専門の病院に行ってみてもらいましょう。その他の原因で抜け毛が多くなっている場合は、生活習慣を変えるところからはじめましょう。

抜け毛の原因は何?

抜け毛の原因は何?

シャンプー

毎日のシャンプーが抜け毛の原因になっている場合があります。まず、「かゆい」「ふけが出る」「脂っぽい」といった症状を感じている方は、使用しているシャンプーを見直してみませんか。大抵そういう方は、必要以上に皮脂を取る効果のあるシャンプーを使っている場合が多いです。「かゆい」「ふけが出る」「脂っぽい」と感じている方は、実際は皮脂不足ということが多くあります。足りない皮脂を補うために、皮脂の代謝が以上になっているのです。また、シャンプーの仕方も抜け毛の原因となっている場合があります。シャンプーの役目は頭皮の洗浄。髪の毛ではありません。頭皮は体の他の場所に比べ、毛穴や皮脂腺が多く、新陳代謝が活発なため、汗や皮脂などを分泌し、それが汚れとなって、「かゆい」「ふけが出る」「脂っぽい」といった症状が出ることが多いのです。まずは「頭皮を洗う」シャンプーを意識してみましょう。頭皮が清潔になると、髪が育ちやすくなります。

睡眠不足

意外かもしれませんが、睡眠不足も抜け毛の原因になります。睡眠が足りないと、自律神経のバランスが乱れます。すると体の血行が乱れ、頭皮に血行不良が起こります。身体中に栄養を運ぶのは血液です。ですから、頭皮の血行が悪くなると、栄養が行き渡らない状態になります。栄養がなければ健康な髪の毛が保てませんし、生成もされません。抜け毛も増えます。また毛母細胞の細胞分裂が低下するので、髪の成長が遅れます。すると、全体に髪の毛の少ない状態になります。睡眠環境を良くし、特に成長ホルモンが出るといわれる深い睡眠に入ってから30分の時間を大切にしましょう。寝る前のカフェインは控え、眠りを浅くする飲酒を避けるのも重要です。

ストレス

何にでも影響を与えるストレスですが、抜け毛もその例外ではありません。ストレスは自律神経にも影響を与えますし、老化現象の元となる活性酸素を発生させます。ストレスを受け、自律神経のうちでも交感神経が常に優位となり、緊張状態から抜け出せなくなると、血管が収縮し続け、抜け毛が多くなります。また血行不良による頭皮の栄養不足も抜け毛を促すもと。至るところにストレスの種が転がっている昨今、ストレスなしの生活をするのは不可能ですが、それでも減らすことはできます。軽く汗をかく程度の運動や、趣味や仲間、パートナーとの時間を楽しむこと。どんなに用事が溜まっていても、こういった時間をしっかり確保すること。それが抜け毛の減少につながります。

食事・栄養

戦前、日本人にはそれほど薄毛の人がいなかったといいます。それには、昨今平均寿命が増えたといった理由もあるでしょうが、毛が抜けやすくなった理由に食の欧米化をあげている説が多くいます。つまり、高脂肪な食事を取ることが多くなったということです。高脂肪な食事は血行に影響しますし、BMIと抜け毛の関係も研究報告があります。髪の成長には毛母細胞につながる毛乳糖細胞が十分かつ多数の栄養を受け取っていることが重要です。そして、そのじ毛乳糖細胞の指令により、毛母細胞が髪を生成します。抜け毛を防ぐのにまず重要なのは、髪の生成だけでなく頭皮環境も整えるタンパク質。とはいえ、動物性の資質は、髪の毛や頭皮のみならず、体内に疾患がある人にも悪影響なので、脂質の少ない鳥の胸肉や赤身肉、白身の魚や豆腐などを取るようにしましょう。他にもビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛などが抜け毛を防ぐのに有効です。いずれも、代謝をサポートしたり、抗酸化作用などで頭皮環境を保護したり、髪の生成に必要なものですが、どの食材に含まれているのかがわからない、という方は、マルチビタミン・ミネラルを取ることをお勧めします。

加齢

仕方のないことではありますが、男性も女性も、加齢によって抜け毛が多くなります。これは頭皮が老化し、硬化することで血行が悪くなるため。時は平等ですので、歳には抗えませんが、頭皮をマッサージしたり、首周りの筋肉を柔らかく保つことによって加齢の影響を遅らせることができます。まず意識していただきたいのが、おでこから頭の上にある「前頭筋」、耳上のラインから頭頂までの「側頭筋」、後頭部の「後頭筋」の三つです。マッサージは優しく。そしてこすってはいけません。手のひらの親指側の膨らみを筋肉に当て、頭皮を動かすようにしましょう。側頭筋には頭頂に向けて指の腹で揉むようにしていくといいです。後頭筋は首と繋がっている筋肉。押すようにして痛む部分を探してみましょう。三つの筋肉をほぐすマッサージを1日に2回ほどできるといいですね。また、頭頂に横に並んでいる百会、通天、天柱、風池を押すのも効果的。ツボなんてどこにあるかわからないという方は、まずは百会を見つけてみましょう。耳から直線上に頭頂に上がった、頭の真ん中にあります。ここさえわかれば、あとは横並びにどこを押しても大丈夫。ぜひツボ押しもマッサージに追加してみてください。

抜け毛チェック

抜け毛チェック

おでこ

おでこの生え際から、眉毛まで何センチあるのかを測ります。平均は7cmほど。それを大幅に越していると抜け毛が発生し、生え際が後退しているといえるでしょう。反対に、7cm前後でしたら気にしすぎです。もう少し自信を持って髪型を決めていきましょう。

抜け毛の太さと長さ

自然に抜けてしまった毛は、その人が元から持っている髪と同じくらいの太さがあります。もし抜けた毛が細かったり、コシがなかったり、通常の毛より短かったりしたら、成長の途中で、何らかの原因で抜けてしまった抜け毛です。ヘアサイクルに異常があるということですので、生活習慣を見直してみましょう。

抜け毛の本数

正常な人の1日に抜ける毛の本数は、約100本。150本ほどでもいいでしょう。けれども200本を超えるようであれば、それは確かに抜け毛が多いといえるでしょう。実際抜毛の本数を数えるのは難しいですが、例えば髪の毛を洗っている時の抜け毛が多い、起きたら枕に髪の毛がたくさんついている、毎日掃除をしても床にたくさんの髪の毛が落ちている、ということがあれば、普通よりも抜け毛が増えているかもしれません。

抜け毛が気になるならコレ!

抜け毛が気になるならコレ!

HG-101

HG-101抜け毛が気になる男性も女性も使えるのが嬉しいHG−101。植物抽出エキスが頭皮を潤し、ニンジンエキスなどの育毛成分の浸透をサポートし、抜け毛を減らします。また、かゆみなどの頭皮トラブルによく効きます。スプレータイプで、サイズもいろいろあるので、時と場所によって選べるのもいいですね。
公式サイト

HG-101植物性の育毛剤
HG-101植物性の育毛剤

薬用育毛トニック

薬用育毛トニックこの薬用育毛トニックは、「t-フラバノン」がヘアサイクルに働きかけ、抜け毛になりにくい毛髪に育ててくれます。ミクロ炭酸を使用しているので毛根まで届くのも嬉しいところ、殺菌効果もあるので、フケやかゆみも防ぎます。

ZEPTボリュームUP育毛トニック

ZEPTボリュームUP育毛トニック男性にもおしゃれゴゴロを、というコンセプトで作られた育毛トニック。頭皮に直接使うものだからと、安全性にこだわりがあり、合成香料や酸化防止剤といったものは無添加、しかも国内産です。バニラの香りもいいですね。

まとめ

薄毛や抜け毛は、自分で思っているよりも人は気にしていないものです。また、その多くは、気にしすぎる勘違いだということもわかりました。とはいえ、抜け毛になりやすい生活習慣や原因があるのも事実です。どうしてもどうしても気になる方は、育毛アイテムや生活習慣の改善に努めてみてくださいね。

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