あなたの肌荒れの原因は花粉症かも!?花粉症が肌荒れを引き起こす原因と対策をご紹介
2023.10.31
毎年なぜか春になると肌荒れに悩まさる経験はありませんか?実は、花粉症の症状は目の痒みやくしゃみなどの症状だけではありません。花粉はお肌につくと、場合にはよってはアレルギー反応を起こし、肌荒れの原因にもなります。
なぜ花粉症が肌荒れを引き起こすのか
初めに、なぜ花粉症が肌荒れを引き起こすのかお肌のメカニズムを交えながら簡単にご説明します。
お肌の役割
そもそもお肌にはどのような役割があるご存知ですか?お肌には主に2つの役割があり、水分が体内に入り込むのを防ぐことと、ウイルスが体内に入り込むのを防ぐことです。私たちは内臓がしっかりと機能することで生存を続けられているので、その内臓が外部からの危険に晒されるのをお肌が守ってくれています。
お肌のバリア機能が正常に働いている間は花粉がついても特に問題はありませんが、バリア機能が低下するとアレルギー反応を起こすようになります。これが、花粉症による肌荒れの原因となります。
肌バリアが低下する要因
次に、肌バリアが低下する要因をご紹介します。肌バリアが低下すると花粉症による肌荒れ以外にも湿疹やしみ、しわなど様々な不調につながるため、ご自分に該当するものがないか確認してみましょう。
・紫外線
・お肌の乾燥
・洗いすぎ
・お肌のターンオーバーの乱れ
特に昨今問題視されているのが、「紫外線」と「洗いすぎ」です。
「紫外線」は、室内で窓から入ってくる太陽の光でさえお肌へのダメージとなるため、年中日焼け止めを塗るのが大切です。日焼け止めの効果は時間ごとに低下するため、2〜3時間置きに塗り直すのが理想です。また、日焼け止めの効果を表すUVやSPFは多ければ多いほど良いと思われがちですが、実はその通りとは限りません。UVは30でも50でも遮断率90%以上ということに変わりがありませんが、UVが高くなるとお肌への負担も高まります。そのため、UV30程度のものをこまめに塗り直すのが、お肌への負担も少なくおすすめです。
「洗いすぎ」は、お肌を清潔の保とうと必要以上に洗顔料を使用して洗顔することで、お肌の乾燥を促してしまいます。朝はぬるま湯のみで洗顔、夜は一日の汚れを落とすために洗顔料を使用し、過度にお肌の油分を落とさないよう心がけましょう。
花粉症による肌荒れを改善する方法
では、来年の花粉症シーズンに肌荒れにならないようにするためにはどのようなことを心がければ良いでしょうか?4つのポイントをご紹介します。
マスクや帽子を着用する
一つ目は、マスクや帽子を着用し、花粉がお顔につくことを物理的に防ぐことです。花粉がお肌に付着するとそこから体内へ入り込もうとして、お肌が抵抗することによりアレルギー反応が起こります。そのため、外出時はお肌に花粉がつかないよう心がけるのが大切です。
お肌を清潔に保つ
二つ目は、お肌を清潔に保つことです。外出時に花粉が付着したと感じた場合には、帰宅後にぬるま湯でお顔を洗い流しましょう。花粉がついた手や衣類でお顔を触るのも肌荒れにつながるため、極力顔を触らず、自宅に入る前には衣類についた花粉をパンパンと落としましょう。
特に、洗濯物を外に干す方は要注意です。花粉が付着したタオルでお顔を拭いてしまうと、室内にいながらも花粉に晒されてしまうため、顔に触れるものは室内で干すなど工夫をしましょう。
お肌を乾燥させない
三つ目は、お肌を乾燥させないことです。先述した通り、お肌が乾燥すると肌バリアが低下するため、洗顔後は化粧水や乳液などを活用し、お肌を乾燥から守りましょう。中でもおすすめなのが、ワセリンです。ワセリンを使ったことがある方はご存知かと思いますが、ワセリンを塗ると薄い膜のようなものができますよね。その薄い膜こそが、お肌のバリアとなって外からの乾燥を防いでくれます。
栄養バランスの良い食事を心がける
4つ目は、栄養バランスの良い食事を心がけることです。私たちの体は食べたもので出来ていると言っても過言ではありません。そのため、お肌を健やかにしてくれるビタミン類やタンパク質など、しっかりと摂取したいものです。野菜、タンパク質、炭水化物をバランスよく摂取していれば必要な栄養素も自然と摂取できるため、パンだけ、パスタだけ、といった一品料理で済まさず、いろんな食材を使うことを意識しましょう。
まとめ
花粉が肌荒れを引き起こすメカニズムや対策をご紹介しましたが、いかがでしたか?お肌が荒れたからといって塗り薬に頼るだけではなく、なぜ肌荒れが起きるのかを知っていれば未然に防ぐことができます。本記事でご紹介した内容を実践すれば、次の春は肌荒れに悩むことなく清々しい新年度を迎えられるでしょう。