現代人に多い脳疲労とは?なんとなくやる気が出ないときの対処法を紹介します
2023.02.07
スマートフォンやタブレット、パソコンの普及で日常的に多くの情報を手に入れることができるようになりましたね。そんな現代では、電子機器の発達とともに脳疲労が貯まりやすいといわれています。
この記事では脳疲労を軽減させて、毎日が快適に過ごすことができるように厳選したストレッチを紹介していきます。大人だけでなく、デジタルツールを使うすべての世代の人に試してほしい方法です。ぜひ最後までお付き合いください。
現代人を悩ませる脳疲労とは?
まずは脳疲労について説明していきます。現代人を悩ませる脳疲労とは、「なんとなく集中力が出ない」「やる気がしにくいな」と感じるようなときです。そうしたときには、脳の中の血流が下がり、やる気もモチベーションも下がります。
情報が多すぎて自分にとって必要なことがわからなくなっているのも、脳疲労がたまっているといえます。特におうちでパソコン作業をしていたりすると、特にメリハリ感が少なくなりがちに。仕事と日常の切り替えがうまくいかないときに脳疲労は蓄積しやすくなります。
最近では、小学生からタブレットを使った授業を行っているので、子どもの様子にも気をくばってみてくださいね。
脳疲労がたまりやすい原因
脳疲労がたまりやすい原因は、メリハリが少ないことやデジタルツールに常に囲まれていることが原因です。スマートフォンやゲーム機を見るときには、なんとなく首筋が前のめりな姿勢になっていることが多いです。
この姿勢が脳への血流がうまく回らない原因となります。リモートワークをしている場合も注意が必要です。腕や頭は、そのままでも重たいパーツです。単純作業の繰り返しで首肩に負担をかけていくと脳疲労は解消されにくいと覚えておきましょう。
こんなサインが出たら注意
脳疲労は、身体に深刻な影響をもたらします。症状としては「睡眠が浅い」「最近太りやすくなった」「美味しいものを食べても味が感じにくい」などです。身体のリズムがうまく取れなくなっていき、五感へと影響を及ぼします。
これらの症状は、一歩進むと自律神経へと影響を及ぼし、うつ病や精神的な症状へと変化していきます。ここからは脳疲労を解消する方法について説明していきます。
脳疲労を解消するためには身体を動かすことが効果的
脳疲労を解消するためには、身体を動かすことが効果的です。大きな筋肉を動かすことで脳への血流がアップします。普段パソコンに向かう時間が長い人は、意識して周りの空気を感じながら散歩したり、運動したりしてみてください。
ですが仕事となると「時間を守らなければいけない」「すぐそこまで納期が迫ってきている」など時間に余裕が持てないことも多いですね。そうした場合はストレッチを取り入れていきましょう。
脳疲労を感じたときにオススメストレッチベスト3を紹介します
脳疲労を感じたときに行うストレッチは、大きな筋肉を10秒意識して伸ばすだけ。このことを意識していくだけで普段あまり運動をしない人でも筋肉痛になりにくいです。腕は、体格や身長にもよりますが、両腕あわせて約5~7キロ。片腕一本なら2.5~3.5キロもあります。その重いものを肩の筋肉で支えているのです。
ちなみに脳みそを抱えている頭の部分は、約5キロといわれています。首にはこれだけの負担がかかってくるのです。スマートフォンやパソコンを見るときに姿勢で前傾姿勢をとる場合は、首と肩にさらに4倍以上の比重がかかるといわれています。
筋肉を伸ばすことで得られる効果は、リフレッシュ効果だけではありません。首や肩回りの脳への血流が上がり、気持ちをリセットすることもできるのです。ここからは日常的に運動をしないという人でも、取り入れやすいストレッチを紹介していきます。
体側伸ばし
「体側伸ばし」とは、身体の側面を伸ばすことです。腕を上にあげて、反対方向へ身体を曲げましょう。わきの下のリンパの流れを意識するとさらに高い効果を得ることができます。
体側伸ばしを行うときには、普段動かさない脇の筋肉や脇腹の筋肉を意識していきましょう。普段前のめりな姿勢が多い人は、筋を伸ばすときに少し痛いと感じることがあるかもしれません。でもその痛みというのは、これまで伸ばしていなかった筋肉を伸ばすことで血液が回っている証拠になります。
腕を反対側に伸ばして10秒キープを1時間に1回、おこなってみてください。毎日続けることで疲労感を感じることが減ってきますよ。
首回りの血流アップ
首回りのストレッチは、普段パソコン作業を行っている人ならなんとなく行っているでしょう。左右だけでなく、前後に傾けたりなどとにかく首筋の筋肉を伸ばしましょう。首を支えにコンパスのように円を描くようにまわします。鎖骨の周りを指で押さえながら回すとさらに効果を感じられます。
首の周りが凝り固まっていると、「なんとなくイライラする」「頭が重たい」「パソコン画面を見ていることがしんどい」と感じるようになります。ひどくなると慢性的な眼精疲労や頭痛、めまいなどが引き起こされることもあります。
頭を支える首の筋肉は、自分が思っている以上に負担がかかっています。普段から疲れがたまらないように意識していきましょう。また首筋周りの血液の流れを意識することは、美肌効果や小顔効果も期待できます。
太もも周りのストレッチで足の血流アップ
座って仕事をしていたり、普段から運動をしていないなと感じる人は、太ももの大きな筋肉をストレッチしましょう。机から立ち上がるわずかな間にできるストレッチなので、日常的にも取り入れやすいです。
このストレッチは足の形を整えることもできるストレッチなので、短時間でも自分に自信をつけることができますよ。
①膝の裏側を伸ばす
足を前後に開いて前に体重をかけます。この時にお尻からかかとまでを一直線に伸ばすイメージでおこなっていきましょう。膝の裏には、大きなリンパの流れがありますので突っ張る感じがあってもぐっと我慢。左右それぞれの足を10秒×3セット行うだけで、頭に血液が回りやすくなりますよ。
②太ももの内側と外側を伸ばす
足を横に開きます。骨盤の位置を少しずつずらして、片足に体重をかけていきます。この時に意識するポイントは太ももの付け根。付け根の筋肉がしっかりと伸びているなと感じることができれば、ストレッチは成功です。
反対側も同じように行いましょう。前のめりになってしまうと、しっかりと伸ばしたい筋肉に刺激が伝わらないので、目線はまっすぐ向いたまま。身体の声を聴くことが大切です。
スカートでは、少々やりにくいので足を開くことができるファッションの時におこなってください。
③太ももの前側を伸ばす
太ももの前側を伸ばすには、自分の姿勢をまずは意識しましょう。反り腰の場合は、ストレッチを行うことで腰痛が出たりする場合があります。決して無理はしないようにしてください。
太ももの前側をストレッチするときには、立ったまま膝を曲げます。足の裏がお尻につくように伸ばしていきます。左右それぞれ10秒を3セット行うだけでぐっと血流が上がります。仕事の合間にコピーを取りに行ったり家事の合間にもできるストレッチなのでぜひ日常的に取り入れてみてください。
余裕がある場合は、立膝をして行う方法もあります。膝をついて、片足を前に出します。つま先を手でもって、お尻にぐっと近づけるようにします。骨盤の前側を伸ばすように10秒キープしましょう。反対側の足も同じように行います。
床についた膝が痛いときにはタオルをひいたりして無理がないようにしましょう。このポーズは、実際にやってみると体幹を意識していかないとなかなかできないです。体幹をきちんと取れるようになると、脳疲労の軽減にもつながっていきます。
まとめ
今回は脳疲労を解消するために、日常生活に取り入れやすいストレッチを紹介しました。ストレッチを取り入れることで自分の身体を意識して、日ごろの疲れを解消していくことができるようになります。
最初は思う以上に身体が動かないと感じることもあるかもしれません。続けていくうちに楽になっていきます。何かに集中して行う時間が短くなってきたと感じたり、夜の名無理が浅い、最近心がときめかないと感じるときは、脳疲労がたまっている証拠です。
脳疲労は、身体だけでなく精神にも影響を及ぼします。日々の生活にストレッチを取り入れて解消していきましょう。