メンズのスキンケアって何をすればいいの?方法や注意点を解説!
2023.05.02
数年前まではスキンケアは女性がするものというイメージが強かったですよね。最近はメンズスキンケアの需要がかなり高まっています。ドラッグストアや量販店などでメンズスキンケアのコーナーを見ることも多いですよね。スキンケアを行うと肌が整い清潔感が出るだけではなく、男性特有の皮脂量の多さや髭剃りでのダメージを抑えることができます。この記事ではメンズのスキンケアで意識することや方法を解説しています。しっかりとスキンケアに基本を理解しトラブルのない肌を手に入れましょう!
メンズスキンケアの基本
まずは男性にもスキンケアが必要な理由は、肌の水分量が少ないこと、皮脂の分泌量が多いこと、髭剃りで日常的に肌がダメージを受けていることです。まず男性の肌は女性の肌に比べ水分量が約半分とかなり少なく、水分量不足を補うために女性の約2~3倍の皮脂が分泌されています。また髭剃りによって肌が日々ダメージを受けているため、皮脂や紫外線による刺激も受けやすくなっています。
メンズスキンケアで大切なのは洗う、潤す、守るの3点。正常な肌状態を保つためには、肌の水分量と皮脂量が安定していることが不可欠です。この3点をしっかり意識して行うだけでも肌質の改善や肌トラブルを防ぐことができます。
メンズスキンケアの基本1:洗う
洗うことで肌表面の角質や皮脂を落とし、肌を清潔な状態にします。洗顔の際は32~34℃あたりのぬるま湯を使用しましょう。洗顔を行う際には泡をしっかりとたて、肌を擦らないことが大切。肌を擦り摩擦が起きるとメラニンが生成されシミや色素沈着が起こります。顔を手で擦るイメージではなく、手は顔に当たらず泡で洗うイメージで洗顔しましょう。泡を立てることがめんどくさいようであれば、泡で出てくる洗顔料もおすすめですよ。
メンズスキンケアの基本2:潤す
洗顔が終わったら肌の角質に水分を与えましょう。男性は水分量が女性の約半分量と少ないため、この工程でしっかりと肌に水分を補うことが大切です。化粧水はアイテムによって規定量がありますが、基本的には500円玉くらいと少し多いと感じるくらいが適量です。特に乾燥が気になる人は何度か化粧水を重ねてみましょう。この際も肌を擦らないように注意してください。
メンズスキンケアの基本3:守る
化粧水の後は乳液で人工的な皮脂膜として水分・油分を肌に与え水分の蒸発を防ぎ、潤いをキープしましょう。化粧水をぬって満足してしまう方が多いのですが、化粧水だけで放置してしまうとせっかく肌に与えた水分が蒸発してしまうだけではなく、さらに乾燥を招く恐れもあるため絶対に乳液までぬってください。化粧水・乳液の2工程がめんどくさいと感じる人は、化粧水と乳液が一体化したオールインワンも検討してみましょう。
メンズスキンケアアイテムの選び方
スキンケアを始めるにあたって、自分の肌質を知ることはとても大切です。肌質や肌バランスによってスキンケアアイテムを変えることで肌質の改善に効果的です。デパートコスメカウンター等では機械で水分量と皮脂量を測り、現在の自分の肌バランスを可視化することができます。しかしコスメカウンターに行くのってすこしハードルが高いですよね。自宅でも簡単に肌質を見分けることができるので、メンズのスキンケアアイテムを購入する前に試してみてくださいね。
肌質の見分け方
4つある肌質の中で自分が元々なりやすい肌質はありますが、環境や年齢によっても肌質は変化します。スキンケアをしていて違和感を感じたり肌荒れが気になった際には、肌質が変化していないか確認するようにしましょう。
肌質は洗顔後スキンケアをせず10分間放置することで確認できます。10分放置した結果、全顔につっぱりを感じる、目元や口元に乾燥を感じる人は乾燥肌、額やTゾーンはベタつくのに目元や口元は乾燥するという人は混合肌、全顔にベタつきを感じる人は脂性肌、ベタつきも乾燥も感じない人は普通肌です。
4つの肌質の特徴とスキンケアアイテムの選び方
今回は乾燥肌、混合肌、脂性肌、普通肌と、元々の肌質である敏感肌の5つで特徴やメンズのスキンケアアイテムの選び方を紹介しています。化粧品のパッケージの裏等にはこういう肌質の方におすすめです!と記載があることも多いので、購入の際はそちらも参考にしてみてください。
乾燥肌の特徴とスキンケアアイテムの選び方
乾燥肌とは水分量、皮脂量がどちらも不足している状態です。目元や口周り、頬などに特に乾燥を感じやすいです。肌の水分量が少ない時は皮脂が多く分泌され肌を乾燥から守るのですが、乾燥肌の人は皮脂も分泌が多くないため肌のバリア機能が低下している状態です。紫外線や髭剃りのダメージなど外的刺激に弱く肌トラブルが起こりやすい肌となっています。
乾燥肌の人は高保湿の化粧水や乳液を使用しましょう。保湿力が高く乾燥予防につながるヒアルロン酸や肌のバリア機能を高めるセラミドが配合されている化粧水がおすすめです。
混合肌の特徴とスキンケアアイテムの選び方
混合肌とは水分量は少ないが皮脂量は多い肌状態です。特に鼻やおでこなどのTゾーンはベタつきますが、頬や口元はかさつく傾向があります。乾燥肌と脂性肌の特徴をどちらも持った肌タイプです。パーツごとに肌質が異なるため肌質の特定が難しいともいわれています。脂性肌で起こりやすいニキビと乾燥肌で起こりやすい赤みがどちらも気になる人は混合肌かもしれません。
混合肌の人はヒアルロン酸等の保湿成分が配合されていてベタつきにくい化粧水がおすすめです。
脂性肌の特徴とスキンケアアイテムの選び方
脂性肌は水分量、皮脂量がどちらも多い肌状態です。肌の潤いは十分ですが、皮脂量も多いためベタつきやすいことが特徴。毛穴の目立ちやニキビ、吹き出物ができやすいです。
脂性肌の人は油分が少ないさっぱりとした使い心地のアイテムを使用しましょう。皮脂抑制効果があるビタミンC誘導体やイオウが有効です。グリセリンも保湿力は高いのですが、ニキビの原因になる成分のため注意が必要。ニキビが気になる人はノンコメドジェニックテストというニキビの元となるコメドができにくいとテストで証明されているものや医薬部外品を使用してみることもおすすめです。
普通肌の特徴とスキンケアアイテムの選び方
普通肌は水分量と皮脂量のバランスがとれた状態です。1番肌トラブルが起こりにくい肌質です。しかし季節やホルモンバランス、スキンケアの怠りで肌バランスは崩れてしまうので油断せずケアを行うようにしましょう。
敏感肌の特徴とスキンケアアイテムの選び方
敏感肌は上記の肌質とは異なり元々の肌質に由来しやすいです。肌が刺激に弱いため髭剃り後に肌が赤くなったりピリピリしやすいことが特徴。しかし敏感肌もスキンケアや生活習慣などで改善することは可能です。敏感肌の人はアルコール成分、防腐剤、合成界面活性剤が入っている化粧品は荒れやすいため避けましょう。肌のバリア機能を高めることで敏感肌改善につながるため、ヒアルロン酸やセラミド配合の化粧水をおすすめします。
まとめ
今回はメンズのスキンケアについて選び方や方法を紹介しました。男性は肌の水分量が女性と比べると少ないため、しっかりと化粧水で肌の水分量を高めてから乳液で蓋をすることが大切です。今までスキンケアに気を使ってこなかった人も、肌に摩擦を起こさないように洗顔をする、オールインワンのスキンケアをぬるなどひと手間かけるだけでも肌トラブルの改善につながるので、ぜひこの記事を参考にスキンケアを試してみてください!