「粉ふき」に悩む乾燥肌の方は必見!原因と効果的な対策方法を紹介

「粉ふき」に悩む乾燥肌の方は必見!原因と効果的な対策方法を紹介

2023.01.03

リップクリームが手放せなかったり、肌が切れやすかったり、年齢を重ねるごとにシワが目立ちやすいなどの肌トラブルを抱えがちな乾燥肌。

乾燥肌が悪化した結果、肌の表面の水分が失われ、白い粉を吹いたようなカサカサ肌になってしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。

冬の時期の粉ふきは仕方がないと諦めている方もいるかもしれませんが、適切な対処をすることで、粉ふき肌を改善できます。

この記事では、乾燥肌で悩む方に向けて、粉ふきの原因や効果的な対処法について解説しているので参考にしてみてください。

「乾燥肌」について

人間の肌は大きく以下の4つに分けることができます。

● 脂性肌:水分量・皮脂量が多い肌(ニキビができやすい)
● 乾燥肌:水分量・皮脂量が少ない肌(カサついて肌が荒れやすい)
● 混合肌:水分量が少なく皮脂量が多い肌(ニキビができやすい)
● 普通肌:水分量が多く皮脂量が少ない(肌質が変化しやすい)

4つの肌質の中で、最も粉ふき肌になりやすいのは、水分量・皮脂量ともに少ない「乾燥肌」の人です。

本来、健康な肌であれば、表皮は、レンガのように角質同士が積み重なり、その間を細胞間脂質(セラミド)が埋めてくれる仕組みとなっています。

角質層がきれいに整った状態であれば、外部からの刺激や不純物をブロックする「バリア機能」と呼ばれる機能が適切に役割を果たします。

しかし、乾燥肌の症状がひどい場合、バリア機能が正常に役割を果たせなくなるため、皮膚がめくれたり、炎症を起こしてかゆみ・痛みなどを引き起こします。

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粉ふきを引き起こす原因

粉ふきを引き起こす原因

粉ふきを引き起こす主な原因は以下の通りです。

● 肌の乾燥
● ターンオーバーの乱れ
● 間違ったスキンケア
● メイク

4つの原因についてそれぞれ詳しく解説します。

肌の乾燥

粉ふきを引き起こす原因として、「肌の乾燥」が考えられます。

乾燥が進んだ肌は、細胞間脂質・水分ともに不足状態のため、表皮の角層細胞が脆い状態になることで、些細な刺激で剥がれ始めます。

剥がれた角層細胞が白い粉状となって皮膚の上に浮き出てきたのが粉ふきです。

乾燥による粉ふきは、冬だけの「季節性」が原因と言われていました。

しかし、近年では、真夏でも強い冷房をつける建物が増えていることから、1年間を通じて多くの人が乾燥による粉ふき肌に悩まされるようになりました。

ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーの乱れ

粉ふきを引き起こす原因として、「ターンオーバーの乱れ」が考えられます。

若年層であれば、大体4週間の周期でターンオーバー(新陳代謝)が行われますが、年齢を重ねるごとに周期は長くなっていき、角層細胞の入れ替わりが遅くなります。

ターンオーバーが遅れるということは、古い角層細胞が皮膚に蓄積されていくということですので、粉ふき肌になりやすくなるということです。

今までと変わらない生活を送っているのに、粉ふき肌に悩まされるようになったという方は、ターンオーバーの乱れが関係している可能性があります。

間違ったスキンケア

粉ふきを引き起こす原因として、「間違ったスキンケア」が考えられます。

クレンジング・洗顔をするときに強く肌を擦ったり、タオルでゴシゴシ吹いたりすると、表面のバリア機能を低下させてしまう恐れがあります。

バリア機能が低下すると、角質細胞が脆くなったり、水分の蒸発を招いて肌が乾燥して粉ふき肌になる可能性が高いです。

また、洗顔後も、水分保持と保湿が肌に浸透する適切なスキンケアアイテムとスキンケアアイテムを使用する順番を守らないと意味がありません。

メイク

メイク

粉ふきを引き起こす原因として、「メイク」が考えられます。

メイクは、ニキビやシワなどの肌トラブルを隠すために効果的である一方で、ファンデーションやコンシーラーを厚塗りすると、肌の乾燥につながります。

また、化学成分の多く含まれた化粧品を使用している場合、1日中肌に刺激を与えることになるため、バリア機能を低下させる可能性も高いです。

粉ふきの効果的な対策方法

粉ふきの効果的な対策方法

「乾燥肌だから」「歳をとったから」という理由で、粉ふきは仕方がないことだと諦めてしまっている方はいませんか。

セルフケアだけで肌質や加齢による粉ふきは、日常生活を改めるだけで大幅に改善できる可能性があります。

具体的には以下の対策方法を実践してみましょう。

● スキンケアをやり方を見直す
● 紫外線対策を徹底する
● 加湿器を使う
● 保湿崩れのないメイクをする

それぞれの対策方法について詳しく解説していきます。

スキンケアのやり方を見直す

粉ふきを防ぐために、日々のスキンケアが正しく行えているかどうかを見直してみてください。

多くの人が「化粧水」「美容液」「乳液」「クリーム」を使ったスキンケアを行いますが、ただ全てを使えば良いのではなく、順番が重要です。

1. 化粧水(毛穴に水分補給をしてスキンケアの浸透力をアップさせる)
2. 美容液(美容成分を肌に浸透させる)
3. 乳液(水分と油分で美容液をコーティング)
4. クリーム(油分で保湿)

この順番を間違えて行うことで、肌の水分の蒸発を招いたり、保湿効果が発揮されなかったりします。

毎日スキンケアを行っているにも関わらず、粉ふきがひどくて悩んでいるという方は、まずはスキンケアの方法が間違っていないかを再確認してみてください。

紫外線対策を徹底する

紫外線対策を徹底する

粉ふきを防ぐために、紫外線対策を見直してみてください。

紫外線は、表面の肌から皮膚の内部まで刺激を与える悪質なものですので、継続して紫外線を浴び続けると、乾燥・メラニン色素の生成などのトラブルにつながりかねません。

真夏の照りつける太陽からしか紫外線が放出されていないと認識している方もいますが、実際には、真冬や曇り・雨の日でも紫外線は放出されています。

粉ふき肌の症状を改善したいのであれば、スキンケアで保湿した上で、日焼け止めクリームを塗ったり、日傘・帽子などで直接紫外線を浴びない工夫をしてください。

紫外線対策は、粉ふき肌の改善以外にもたくさんの肌トラブルの予防・改善に効果があるため、若いうちから対策をすることをおすすめします。

加湿器を使う

加湿器を使う

粉ふきを防ぐためには、肌を乾燥させないことが大切ですので、自宅に加湿器を置いておくと改善が見られる可能性があります。

加湿器を設置する場合、室内の湿度を60〜70%ほどで維持できると理想的です。

リモートワーク、休日、睡眠中などは、自宅にいるだけで乾燥を最小限に抑えることができるため、比較的負担の少ない対策方法と言えるでしょう。

保湿崩れのないメイクをする

毎日、メイクをする女性はどうしても肌の水分が化粧品によって吸い取られがちですので、粉ふき肌になりやすいです。

粉ふきに悩まされるだけではなく、慢性的な乾燥肌になってしまったり、ニキビ・吹き出物などの回復に時間がかかるなどのデメリットも多いです。

休みの日は、極力メイクをせずに保湿するよう心がけたり、帰宅したらすぐにメイクを落とすようにするなどして保湿が保たれる工夫をしてください。

化粧品の中には、保湿性の高いものも多くあるため、粉ふきに悩んでいる方は、保湿力の高いアイテムを利用するのもおすすめです。

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まとめ

この記事では、乾燥した肌によって引き起こされる「粉ふき」について原因・解決策を紹介しました。

冬の時期に悩む方が多い一方で、最近では真夏でもクーラーの効いた部屋で過ごすことが多い現代人にとっては、通年を通した悩みの種になることも少なくありません。

肌質や年齢が原因だったとしても、生活習慣を改めるだけで大幅な改善が期待できる症状です。

4つの解決策を取り入れて、粉ふき肌に限らず、肌トラブル全体の改善を試みてください。

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