ニキビ肌におすすめの石鹸とは?使う時の注意点もチェック!
2019.06.25
夏になると、ノースリーブや水着の着用で肌の露出が増えますね。そんな時に気になるのが、背中やデコルテなどのニキビ肌です。背中やデコルテなどは、女性らしさをアピールできる部位でもあるので、綺麗な状態を保ちたいですね。「夏までには治さなくちゃ!」と意気込んでみても意外にしつこく、結局はブツブツを消せないまま、夏を迎えてしまった女子もいるのでは?そんな女子のために、ここでニキビ肌におすすめの石鹸やお手入れの際の注意点をご紹介します。
ニキビ肌になる原因は?
背中やデコルテ、お尻などがニキビ肌になってしまうのは、いくつかの原因があるからです。ニキビ肌になる原因は、主に4つあります。
洗い残しがある
きちんと洗っているのにニキビができてしまうことがありますよね。特に髪の生え際や背中は、しっかり流したつもりでも石鹸がきちんと流せていない場合があります。こうした洗い残しがニキビの原因になります。一方で、汚れをしっかり洗おうとして、タオルやボディブラシなどを使って強く洗うと、肌に強い刺激を与えてしまいます。強い刺激は、ニキビを悪化させてしまうこともあるので、注意が必要です。
皮脂量が多くなっている
背中やデコルテ、お尻などは汗をかきやすい場所です。気温が上がってくると、汗とともに皮脂量も増加しますね。また、乾燥していると、肌を刺激から守るために、さらに皮脂が分泌されます。それによって皮脂量が増えると、毛穴に古い角質細胞や皮脂などが詰まりやすくなり、ニキビ発生率が上がるのです。また、毛穴に白い角栓が発生して、ニキビまで発展してしまうことも多いです。角栓とは、分泌された皮脂と毛穴の中に残っている産毛、汚れなどが混ざり合ってできた塊です。そこに、アクネ菌などが発生するとニキビができてしまうのです。
マラセチア菌が発生している
ニキビの原因になる細菌は、アクネ菌とマラセチア菌の2つあります。顔などにできる一般的なニキビの原因のほとんどは、アクネ菌です。それに対して、背中やデコルテ、お尻などにポツポツとできるニキビの原因は、マラセチア菌が多いのです。つまり、顔のニキビと背中やデコルテ、お尻などにできるニキビは、種類が違うのですね。背中やデコルテ、お尻などに発生しやすいマナセチア菌は、カビの一種で毛穴の奥にある毛包まで入り込み繁殖します。そうすると、毛穴に炎症が起こりポツポツと赤い発疹ができるのです。炎症がひどくなるほど赤くなるので、かなり目立ちますよね。マナセチア菌は常在菌の一種なので、皮膚を正常に守るために繁殖率のバランスを保ちながら働いてくれています。しかし、そのバランスが乱れると肌を守る菌から攻撃する菌に変わってしまい、ニキビの原因になるケースもあるのです。
高温多湿な環境になりやすい
背中やデコルテ、お尻は高温多湿になりやすい場所です。気温が高い日は、特に汗や皮脂が出ますね。すると、背中やデコルテ、お尻の部分の湿度が上がります。それだけではなく、衣類で覆われているので体から発散された熱がこもり、高温になりやすいのです。ニキビの原因になる雑菌は高温多湿の場所を好み、環境が良いとどんどん増えていきます。つまり、背中やデコルテ、お尻などは高温多湿な環境になるからこそ、ニキビの原因になる雑菌が繁殖しやすくなるのですね。
ニキビ肌におすすめの石鹸の条件とは?
マラセチア菌が増えることで発生するニキビ肌におすすめしたい石鹸には、いくつかの条件があります。条件に該当するおすすめの石鹸を選ぶことで、ニキビ肌を改善へと向けていけます。ここで、ニキビ肌におすすめな石鹸の3つの条件をご紹介します。
保湿成分が多く配合されている
石鹸の刺激や洗浄力により肌が乾燥すると乾燥を防ぐために皮脂が分泌されるので、皮脂の分泌量が多くなります。セラミドなどの保湿成分が配合された石鹸を使うと、肌を保湿しながら洗いあげることができます。セラミドは、肌の表面にある角質層にもともとある保湿成分で、優しく肌を潤わせてくれます。さらに、お風呂上がりなどにクリームなどで保湿しておくと万全に乾燥対策できます。
毛穴の汚れを優しく落とせる
泡立ちがよい石鹸か、クレイ(泥)などで吸着して毛穴の汚れを優しくすっきり落としてくれる石鹸がおすすめです。毛穴に詰まっている汚れや繁殖しようとしているマラセチア菌をやさしく洗浄することで、ニキビ肌を予防できます。
刺激成分があまり入っていない無添加の石鹸
泡立ちが良く使いやすい安価なボディーソープには、合成界面活性剤やパラベンなどの刺激成分が多く含まれている可能性が高いです。それらの刺激成分は毎日使い続けることで、肌にダメージを与え、さらに乾燥しやすくするので要注意です。合成界面活性剤やパラベン、シリコン、鉱物油、アルコールなどには注意しましょう。安心なのは、100%天然由来成分で出来た、無香料・無添加・無効物の石鹸がおすすめです。
ニキビ肌対策におすすめの石鹸を使うときに気をつけたいこと
ニキビ肌対策のために石鹸を使うときは、ゴシゴシとこすらずに泡で洗うような感覚で洗浄しましょう。ただし、クレイ石鹸は泡立ちが悪いので、無理に泡を立てようとはせず、肌をしばらくパックすることで、汚れが吸着しやすくなります。しかし、洗浄しすぎにも注意です。何度も同じ場所を洗ったりすると、それも乾燥の原因になるので要注意です。おすすめの石鹸で洗浄した後は、石鹸が残らないようにしっかりとすすいでおきましょう。また、普段から下着を清潔に保つことで、マナセチア菌などの細菌が増えにくくなります。
まとめ
ニキビ肌の原因は、皮脂などが多くなることで毛穴詰まりやすくなったり、高温多湿な環境の中でアクネ菌やマラセチア菌が繁殖しやすくなったりすることです。そのため、ニキビ肌対策の石鹸は保湿成分が多く含まれており、毛穴の汚れを優しく落とす低刺激なものがおすすめです。石鹸を使う時は、なるべく刺激を与えずに洗い、石鹸が残らないように丁寧に洗いでおきましょう。