歯の黄ばみが気になる!原因と効果的な3つの対処方法
2019.06.18
笑った時に見える歯が白く輝いていると、それだけで印象度がアップしますね。
歯の白さによって笑顔の印象が変わると言っても、過言ではありません。
歯が黄ばんでいると清潔感がなくなったり、老けて見えたりすることもあるので、第一印象を良くするためにも歯を美しく保っておきたいですね。
ここでは、歯が黄ばんでしまう原因と対処方法について説明していきます。
歯の黄ばみの原因
歯の黄ばみの正しい対処方法を知るためには、まず原因を知っておくべきです。歯の黄ばみの原因は、主に3つあります。
加齢による影響
加齢とともに、歯の表面を覆っているエナメル質が薄くなることで、歯の内側の象牙質が見えて黄ばみの原因になります。エナメル質は白色の物質であり、年齢を重ねることに日々の歯磨きや食事などで薄くなってきます。
食べ物による影響
食べ物による影響も、いくつか考えられます。中でも多いのが、食物による影響で起こるステインですね。ステインとは着色汚れのことで、コーヒーやお茶、赤ワイン、ココアなどで引き起こすことが多いです。また、ステインだけではなく、食事の際に付着した糖分を栄養にして増えるミュータンス菌によって、歯の黄ばみや虫歯が引き起こされることもあります。食物からの糖分を栄養に発生したミュータンス菌は、歯のカルシウムやリン酸を溶かし、歯の黄ばみや虫歯が引き起こしやすい口内環境にするのです。しかし、通常は唾液によって元の口内環境に戻るのですが、何らかの影響で唾液の分泌が悪くなっていると、虫歯などが進行して、歯に黄ばみを作ります。
歯垢や歯石による影響
歯垢や歯石の影響で、歯の黄ばみの原因を作ってしまうこともあります。歯垢の色は淡い黄色なので、付着するだけで黄ばみになります。食事後の歯磨きで対処すれば、黄ばみを予防できますが、長時間放置しておくほど、歯の黄ばみのリスクが高まります。また、歯垢が歯に定着すると歯石になり、さらに落ちにくい汚れの原因になります。
歯の黄ばみの予防方法
まずは、歯の黄ばみの予防対策から始めましょう。普段から、こまめな歯磨きや食事方法の改善、唾液分泌の促進などを心がけていれば、歯の黄ばみの発生のリスクを減らすことができます。
こまめな歯磨き
ステインを防ぐ基本的な対処法は、こまめな歯磨きです。食後すぐに歯磨きをすれば、着色のリスクが高い食べ物や飲み物を口にしていたとしても、歯を着色する確率が低くなります。ただし、研磨剤入りの歯磨きには注意しましょう。研磨剤によって歯の表面に傷がつくと溝ができるため、着色しやすくなります。研磨剤ゼロではなくてもいいので、なるべく研磨剤が少ない歯磨き粉を選びましょう。
着色しにくい食生活を
例えば、次のような着色しやすい食べ物や飲み物を控えることで、歯の黄ばみを抑えられます。
・コーヒー
・紅茶
・お茶
・赤ワイン
・バナナ
・ココア
また、加工品やお菓子などの中には、合成着色料を使った食品があります。合成着色料も歯の黄ばみの原因になるので、注意しましょう。アイスティーやアイスコーヒーを飲むときは、なるべくストローを使うことで、着色を防げます。
唾液の分泌を促す
唾液の分泌を促すことで、歯のミネラル成分の溶け出しを防いで、虫歯や歯の黄ばみのリスクを抑えられます。唾液の分泌を促す方法は、次の通りです。
・よく噛んで食べる
・こまめに水分補給をする
・硬いものを食べる
・ガムを噛む
・耳たぶの前にある耳下腺を優しくマッサージする
歯の黄ばみが発生した時の対処法
すでに、歯の黄ばみが目立つ人は、次のような対処法がおすすめです。
重曹で歯磨き
重曹は研磨剤効果が高く、食用の重曹であれば口に入れても比較的安全に利用できます。大さじ1杯程度の重曹を容器に入れてから、歯磨き粉程度の硬さになるくらいの水を加えます。歯磨き粉状態になった重曹を歯ブラシにつけて、いつも通り、歯磨きをします。重曹は研磨剤効果がかなり高いので、週一回のお手入れに留めておきましょう。何度も重曹で歯磨きをすると、歯の表面に傷がつくので、かえって着色しやすくなります。
歯科医でクリーニング
費用がかかりますが、歯科医の歯のクリーニングなら、しっかりと歯の黄ばみや汚れを落とすことができます。歯医者さんでの歯のクリーニング費用は1回3,000円前後です。保険適用外の場合は、5,000円~1万円程度になることもあります。
ホワイトニング用の歯磨き粉を使う
重曹で歯磨きを続けると、研磨作用で歯の表面が傷つく恐れがあります。とは言っても、歯科医でのクリーニングは費用がかかるので、金銭的に難しい人もいますよね。そこでおすすめなのが、ホワイトニング効果がある歯磨き粉です。ホワイトニング効果がある歯磨き粉には、いくつかの種類がある中で、選ぶ時は次のようなポイントを重視しましょう。
・研磨剤があまり含まれていないもの
・低刺激な成分で作られているもの
・植物性由来成分でじっくり口内環境を改善できるもの
・歯をコーティングする成分が含まれているもの
これらの条件を満たすホワイトニング用の歯磨き粉なら、低予算でじっくりと歯の黄ばみの対処としてのケアを続けていけます。
まとめ
歯の黄ばみは毎日の食事や習慣などで発生することが多く、着色がひどくなるほど歯を白くするのが難しくなります。歯の黄ばみが定着する前に、こまめな歯磨きや食事方法の改善、ホワイトニング効果がある歯磨き粉の使用などで対処していきましょう。