50代で急に無気力になるのはなぜ?原因と対策を解説
2023.07.25
長年仕事に家庭にと、何かと忙しく情熱を持って生きてきた人は多いでしょう。しかし、50代を迎えた途端なぜか火か燃え尽きたようにやる気がなくなり、無気力になる人も多いのです。
40代・50代の多くが、唐突に無気力になってしまうケースはあります。今回は、なぜ40代・50代になった頃から無気力になってしまうのか、原因をご紹介するので、自分と照らし合わせてみてください。また、セルフでできる対策もお伝えするので、無気力状態を改善したい人はぜひこの記事を参考にしてみてください。
40代・50代で突然起きる心のモヤモヤ
なぜ、40代・50代になると唐突に心のモヤモヤが起きてしまうのか、というのはいろいろいな理由があります。今までなら一生懸命毎日を過ごせて、仕事もできたのに無気力になってしまったとなれば、自分も周りの人も心配になってしまうでしょう。
しかし、このような状況に陥ってしまうのは決して特別なことではなくて、誰にでも起こりうる可能性があります。まずは、なぜ40代・50代になると無気力になってしまうのか理由をご紹介するので、自分と照らし合わせてみてください。
燃え尽き症候群
毎日の当たり前に送っていた人生を「いつまで続くんだろう?」と唐突に不安になることがあります。20代・30代では感じられなかった漠然とした不安感に襲われる人が多いのです。
今まで頑張ってきたからこそ、燃え尽き症候群のようになり、一生懸命走ってきたけれど、本当に今までの積み重ねは、自分にとって必要だったのか?と怖くなります。40代・50代の他の友人や知人と比べて、経験や知識もあるはずなのに自分だけが成長していないと感じたり、充実感がなかったりと不安感が出てきます。
年齢を重ねて燃え尽き症候群になってしまう人の特徴としては、若い頃野心的に燃えて頑張っていた人や将来の理想を追い求めていた人などが多いです。理想と現実のギャップに、虚しさや焦りを感じられて、どこか気持ちが落ち込みます。
うつ病の可能性
40代ではまだ現れにくいですが、50歳を過ぎた頃からふっと芽生える気持ちの落ち込みやモヤモヤ感を「初老期うつ」と呼ぶことがあるのです。人生100年時代と言われる現代、50代はまだまだ折り返し地点ですが、こうした年代になると、人生に新鮮味を感じられない、何を見ても心が動かないという虚しさが込み上げます。そして、だんだんと気力を失い、活動力が落ちてしまうのです。
無気力状態になっていると、何かをするたびにため息が出たり、仕事でうまく行っても喜びを感じられなかったりと、とにかくため息の時間が多く、気持ちが安らかにならない状態が続きます。うつ病、と聞くと何か取り戻しがつかなくなる気分になりますが、無気力になっている状態のうちに意識的に改善でき利用に行動してください。
もちろん、すでに何もできない辛いという場合は医師の診断も必要ですが、その手前であれば自分でもどうにか乗り越えていけます。
このままの生き方でいいのかという不安
40代・50代の場合、人生の折り返し地点といっても過言ではありません。振り返ってみると、なんだか虚しい生き方をしてきたなと思う人も意外に多くいます。女性は、恋愛・結婚・出産などあらゆる人生の節目を経験していますし、ずっと結婚しないと決めている方も多いでしょう。
20代の頃は全く気にしていなかった自分の生き方というものに、少し心の余裕ができた40代・50代では「本当にこのままでいいのか?」「自分らしく生きているの?」と疑問が生じます。そして、今までの人生を振り返り、人生のあり方や意味づけをめぐる葛藤から無気力になってしまうのです。
組織の中で評価される存在ではなくて、自分自身という唯一無二の存在として、誰かに認めてほしい、愛されたい、そんな気持ちが出てくる年代だといえます。
40代・50代で無気力になったなと感じる瞬間
40代・50代になった時、どのような瞬間に無気力さを感じるのか、ご紹介します。自分も同じような状況になっていないかよく確認してみてください。
もしも、無気力だなと感じる時は、しっかりと改善させましょう。
疲れやすくやる気が出ない
無気力状態になると、やる気が出ず・疲れやすい状態が続きます。今までは仕事が忙しくても何かしらの趣味で楽しめたり、自分なりの楽しみがあったりしていたのに何もかも面白くなくなるのです。そのような状態になると、新しいことに取り組んでみようと思っても、なかなか体が思うように動かずに行動ができません。
今までは、休日にアクティブに遊びに行っていたような人でも、仕事の疲れが取れず1日中家で休んでいたいと思うようになります。普段の自分とは違う生活になっているな、と感じることは無気力だと思ってください。
目がかすむ
無気力さを感じる時、日常の感じ方や心の調子だけではありません。視界がかすむというのも無気力さの表れです。理由としては、無気力状態だと疲れている感覚が続いているので、パソコンに向かう仕事をしている方は普段以上に目の疲れを感じ、目がかすむ感覚に陥ります。
もちろん、無気力だからというのが全てのかすみ目の原因ではありません。そのため、疲れ目がひどく目薬をしても解消しない場合は、眼科を受診しましょう。
眠れない
夜眠れない、もしくは眠りが浅く昼間が眠いというケースは無気力状態だといえます。女性ホルモンの変化によっても、女性は無気力状態になりやすいので、眠れなくなったなと感じたり、イライラしたりする場合は一度婦人科に行くことも検討してみてください。
寝つきが悪く、全体的な睡眠時間が減ってしまう場合、日中の活動クオリティが低くなるため、仕事のミスにもつながります。日々に支障を感じるようであれば、必ず医師の診断を仰ぎましょう。
無気力な自分を改善する方法
無気力な状態が長く続くと、どうしても「このままが永遠と続いてしまうのでは?」と不安に感じます。しかし、きちんと行動することで少しでも無気力な状態を改善できる見込みがあるので、しっかりと理解しておきましょう。
肉食生活を心がける
無気力になったな、何も楽しいことがないなと感じる時は、ぜひ週に1〜2回程度でいいので牛肉を食べましょう。牛肉には、幸福感を得られる物質の「セロトニン」を作り出すトリプトファンやリラックス効果のある「アナンダマイド」を作り出すアラキドン酸という物質が含まれています。
セロトニンもアナンダマイドも、一種の幸福物質と呼ばれる快感や喜びを司ってオリ、脳の活性化につながり、精神の安定を期待できます。こうした物質が不足していることで、イライラ・疲労・意欲低下につながるので、無気力に悩んでいる方はぜひ肉食生活を心がけてみてください。
日光浴を意識する
日光浴をすると、幸せ物質の「セロトニン」が分泌されやすくなります。セロトニン神経は網膜が光を感じることで活性化し、セロトニンを分泌させるのです。日光のような強い光は、網膜への刺激が強くなるのでセロトニンの分泌を促します。
セロトニン神経の活性化には、2,500〜3,000ルクスの強さの光が必要で、太陽光は曇りの日でも10,000ルクスあると考えられているのです。家庭用の蛍光灯は500ルクスあるかないかなので、セロトニンを増やすためには日光浴が不可欠だといえます。
セロトニンが増えている状態だと、徐々に無気力さから脱出できるでしょう。
スポーツで体を動かす
無気力状態になっている時にとても効果があるのは、スポーツで体を動かすことです。激しい運動は継続できないため、1日30分程度有酸素運動を行なってください。軽く汗ばむ程度の運動であれば、比較的続けられます。
軽いジョギング・ウォーキング・ヨガなどは、女性も取り入れやすい運動なので、検討してみましょう。日常的に運動を取り入れることによって、脳内で「エンドルフィン」という物質が分泌され、やる気につながります。
エンドルフィンは幸せホルモンとも呼ばれていて、楽しい時や嬉しい時、心がときめいている時にも分泌されるのです。こうした、楽しく嬉しい時に分泌されるホルモンを運動することで呼び起こすと、ストレス緩和にもつながります。
さらに、運動は筋力の維持に役立つので、筋力が衰え始める女性にもってこいの方法といえるでしょう。
サプリを活用
どうしても体を動かせない、食事も意欲が起きないという時は、サプリも活用してみてください。数多くあるサプリの中でも「HB黒にんにく粒」はおすすめです。なんだか疲れやすい、元気が出ない、活力が欲しいという人向けのサプリで、国産ジャンボにんにくを独自の発酵技術で加工し、栄養価を高めています。ジャンボにんにくは通常のにんにくに比べて6〜8倍大きいので、栄養分も豊富に含まれているので、効果も期待できるでしょう。また、乳酸菌のパワーも配合されているため、一層活力をサポートしてくれます。
にんにくの嫌な匂いがせず、飲みやすく継続しやすいため、一度試してみると良いでしょう。
まとめ
今回は40代・50代に訪れやすい無気力状態についてご紹介しました。年代的にも更年期が近くなることや女性ホルモンが減少することで、無気力状態になりやすく、さらに燃え尽き症候群のように今までの自分に抱くこともあります。そのため、スポーツで体を動かしたりサプリを活用するなど、今回ご紹介した改善方法をぜひ試していただき、活力ある毎日を過ごしてみてください。