頭皮の毛穴ってどうして詰まるの?毛穴が詰まる原因と対策方法を徹底解説!
2023.06.13
頭皮の毛穴の状態、気にしたことありますか?自分の視界にはいるポイントではないので中々気づきにくいですが、頭皮の毛穴が詰まってしまうと様々な頭皮トラブルが引き起こされ、最終的には生えてくる髪の毛が細くなってしまう問題や、顔のたるみが生まれます。手遅れになる前に頭皮の毛穴が詰まる原因を理解し対策を行いましょう!
毛穴が詰まる原因は角栓!どうして角栓ができるの?
角栓とは皮脂と角質が固まってできた老廃物のことで、頭を洗っても完全に落とすことは難しく毛穴を覆うように形成されます。角栓自体は頭皮だけでなく身体の毛穴にできるのですが、頭皮は毛穴が大きく皮脂量も顔の毛穴の約5倍も分泌されているため、頭皮にできることが多く、これが毛穴詰まりの原因となります。また顔などの目に見える部分は早めに気づくことができますが、頭皮は角栓ができていても気づくのが遅くなってしまうことが多いです。
角栓ができる原因は皮脂の過剰分泌、ターンオーバーの乱れで老廃物が溜まりやすい、シャンプーやコンディショナーの洗い残しなどが挙げられます。皮脂が過剰分泌されることで頭皮の潤いを保つために必要な皮脂量を超えて、毛穴に余分な皮脂が溜まり詰まることで角栓ができます。頭皮のベタつきが気になる人や1日の終わりに髪の毛が脂っぽくなってしまう人は皮脂の過剰分泌を疑いましょう。皮脂の過剰分泌は脂性肌の人や乾燥肌のため頭皮の潤いを保とうと皮脂が過剰に分泌されている可能性が考えられます。
ターンオーバーとは肌の細胞が新しい細胞を押し上げて古い細胞を排出するサイクルのことです。通常は約28日周期で起こりますが、生活習慣の乱れや睡眠不足、ストレスなどが原因で周期が乱れると老廃物の排出が早まって角栓ができやすくなります。シャンプーやコンディショナーの洗い残しも頭皮に痒み等のトラブルを引き起こすだけでなく、洗い残した汚れが毛穴に詰まり角栓となってしまうことがあります。
角栓ができると頭皮にどういう影響があるの?
角栓ができるメカニズムは分かりましたが、角栓が頭皮にできるとどういった影響があるのでしょうか?実は角栓自体には外部から毛穴の中にウイルスなどが侵入することを防ぐ役割があるため、全くの悪という訳ではないのです。しかし角栓はターンオーバーが正常に行われている状態であれば自然と外に排出されていきますが、排出されずに残ってしまうと肌トラブルの原因となってしまうのです。その原因をここでは3つご紹介します。
老廃物排出の妨げとなる
頭皮の毛穴が詰まり角栓ができると後から排出される老廃物の妨げになります。毛穴から出る皮脂には体内の老廃物を排出する役割があります。乳酸などの疲労物質や紫外線など体内毒素も通常であれば皮脂の中に混ざって体外に排出されるのですが、角栓で皮脂腺が塞がれている状態だと正常に排出することができず体内に溜まり続けてしまいます。
痒み、フケなどの頭皮トラブルが生まれる
皮脂や古い角質が頭皮に溜まり続けると、そこから雑菌が繁殖し、痒みや独特なにおいなどの頭皮トラブルが発生しやすくなります。さらに頭皮をかいてしまうことで炎症が悪化し、頭皮がたるんで顔のたるみに繋がってしまいます。
生えてくる髪の毛に栄養が行き届かなくなる
頭皮に角栓ができ毛穴を塞いでしまうと髪の毛が圧迫されてしまいます。そうなるとこれから生えてくる髪に十分な栄養が行き届かず、ボリュームがなくなり、細い髪の毛となってしまいます。また今まではストレートヘアだったのに後から髪の毛のくせがきになったり、うねりが気になる方はいませんか?通常毛穴は丸いため髪の毛も断面は丸型ですが、角栓が毛穴を覆っている状態だとその形のまま髪の毛が生えてくるため、断面がきれいな正円にはならず髪の毛自体がうねり、癖毛になる可能性があります。
角栓はどうやって除去すればいいの?
今ある角栓を除去するためには頭皮クレンジングを行うことがおすすめです。頭皮クレンジングとはメイクのクレンジングと同じようなイメージで、シャンプーで落としきれない汚れを落として毛穴詰まりを解消する方法です。美容室やエステサロンで施術しているところもありますが、週に1~2回程度自分で行うことが可能なので負担を少なく始められることがメリットです。
スカルプケアのシャンプーは頭皮クレンジングに使用できますが洗浄力が強く頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまうので気をつけましょう。オイルタイプやジェルタイプが扱いやすくておすすめです。アウトバストリートメントとしてよく使われる椿オイルは頭皮クレンジングにも使用することができ髪の毛のパサつきを抑える効果があります。ホホバオイルは軽い付け心地で肌に馴染みやすいことが特徴です。フケや痒みなどを軽減させて肌を潤わせる役割があるので、乾燥肌の人にはホホバオイルがおすすめです。
頭皮クレンジングの手順はブラッシング→浸透→揉み込む→乳化→洗浄です。
頭皮クレンジング用のオイルやジェルが用意できたら早速クレンジングを行ってみましょう!
まずはブラッシングをして頭皮や髪の毛の汚れを落とします。その後、オイルやジェルを髪の毛には極力つけないように頭皮全体につけましょう。全体につけ終わったらホットタオルを5分ほど頭に巻き、毛穴が開くのを待ちます。5分待って頭皮がポカポカするような感覚を感じたら、指の腹で優しく揉み込むようにマッサージをします。その後、少しずつぬるま湯を加えながら揉み込んでいき、オイルを乳化させながら落としていきましょう。この乳化の作業で固まった皮脂が落ちるようになります。その後はいつも通りシャンプーやトリートメントを行いオイルを残さないように洗いましょう。
角栓を作らないために気をつけることは?
これまでは今ある角栓を落とす方法を紹介しましたが、角栓ができる原因を取り除かないと根本的な改善はできません。ここでは大きく2つに分けて角栓を作らない対策を紹介します。
シャンプーの前に汚れを落とす
まずはシャンプーの前にブラッシングや予洗いで頭皮の血行促進を促して汚れを落とすことが大切です。洗浄成分が高いシャンプーを使用すると汚れは落ちますが、頭皮の潤いを保つために必要な皮脂まで洗い流してしまいます。そのため、シャンプーの前に落とせる汚れは落として、アミノ酸系の洗浄成分が配合されている肌に優しいシャンプーを使うようにしましょう。
株式会社フローラの「夢見るシャンプー」はヒノキエキスやオオバコエキスなど天然由来成分が100%配合されています。赤ちゃんにも使用できるため、敏感肌や乾燥肌など悩みを抱えている人もお使いいただけます。洗浄成分ももちろん肌に優しいヒノキエキスなどで頭皮環境の正常化に有効なため、シャンプーをお探しの方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
生活習慣を改善する
また生活習慣を改善することも、角栓の正常な排出や古い角質を排出するターンオーバーの周期を整えるために必要です。まずは食事に油分が多すぎないかをチェックしましょう。摂取する油分が多ければ当然排出する油分も多くなります。揚げ物やスナック菓子などを日常的に食べている人は頻度を減らしてみましょう。また十分な睡眠もターンオーバーを整える上で欠かせません。6時間以上はしっかりと睡眠時間を確保すること、寝る前にブルーライトを浴びず自立神経を整えて就寝することを意識してくださいね。
まとめ
今回の記事では頭皮の毛穴が詰まる原因や影響、対策方法を解説しました。角栓自体は悪いものではないので、ターンオーバーを整えることを意識して正常な排出を促すことが大切です。しかし頭皮の毛穴の状態を正確に把握することは難しいので週に1度のペースで頭皮クレンジングをして角栓をリセットしてあげてくださいね。この記事を参考に、頭皮トラブルのない快適な日々を送りましょう!