【初心者必見】スキンケアの基本プロセス|乾燥肌・脂性肌・混合肌の正しいケア方法

【初心者必見】スキンケアの基本プロセス|乾燥肌・脂性肌・混合肌の正しいケア方法

2025.05.13

「肌のお手入れってどうすればいいの?」「自分の肌質に合ったスキンケアが分からない…」
スキンケア初心者の方なら、こんな悩みを抱えているのではないでしょうか。朝と夜でケアが違うとも聞くけれど、本当のところはどうなのでしょうか?
この記事では、スキンケア初心者の方でも分かりやすく、基本的なスキンケアの方法を解説します。乾燥肌・脂性肌・混合肌など、自分の肌質に合ったケア方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

スキンケアとは?初心者が知っておきたい基本の「き」

スキンケアとは、肌を清潔に保ち、健やかな状態を維持するためのお手入れのことです。私たちの肌は毎日、紫外線やほこり、汗、メイク汚れなどの外部刺激にさらされています。

スキンケアの目的と重要性

スキンケアの目的は、大きく分けて次の3つです。

●肌を清潔に保つ
・メイク汚れや皮脂、ほこりなどの汚れを落とす
・古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促進する

●肌の水分と油分のバランスを整える
・乾燥から肌を守る
・過剰な皮脂分泌を抑える

●肌を外部刺激から守る
・紫外線などの外部刺激から肌を保護する
・肌のバリア機能を高める

スキンケアを毎日続けることで、肌トラブルを予防するだけでなく、メイクのノリが良くなったり、肌に自信が持てるようになったりと、さまざまなメリットがあります。

逆に、スキンケアを怠ると、肌の乾燥やニキビ、くすみなどの肌トラブルの原因になることも。毎日の習慣として続けることが大切です。

肌質(乾燥肌・脂性肌・混合肌・敏感肌)によるケアの違い

肌質(乾燥肌・脂性肌・混合肌・敏感肌)によるケアの違い

スキンケアは自分の肌質に合わせて行うことが重要です。それぞれの肌質の特徴を見て、自分がどんな肌質に近いのか、考えてみましょう。

●乾燥肌の特徴
・肌がカサカサする、ひじやひざが粉をふく
・化粧崩れしやすい
・小じわができやすい
・季節の変わり目や冬に症状が悪化しやすい

●脂性肌の特徴
・額や鼻などがテカりやすい
・毛穴が目立ちやすい
・ニキビができやすい
・メイクがドロッと崩れやすい

●混合肌の特徴
・Tゾーン(額、鼻)は脂っぽいが、頬や口周りは乾燥している
・部分によってスキンケアを変える必要がある
・季節によって状態が変わりやすい

●敏感肌の特徴
・肌が赤くなりやすい
・かゆみや刺激を感じやすい
・新しい化粧品を使うと肌荒れしやすい
・季節の変わり目に症状が悪化しやすい

自分の肌質が分からない場合は、洗顔後2〜3時間経った時の肌の状態を観察してみましょう。また、皮膚科や化粧品カウンターでプロに相談するのも良い方法です。

天然由来成分100%の乳液純白のしづく
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スキンケアの基本手順

スキンケアの基本手順

スキンケアの基本的な順番は以下の5ステップです。

●ステップ1:クレンジング
・メイクや日焼け止めを落とす工程
・肌に残った汚れは肌トラブルの原因に

●ステップ2:洗顔
・皮脂や汗、ほこりなどの汚れを落とし、清潔な状態に
・優しく洗うことがポイント

●ステップ3:化粧水
・洗顔後に失われた水分を補給
・次に使うアイテムの浸透を助ける土台作り

●ステップ4:美容液
・特定の肌悩みに対応する有効成分を肌に届ける
・年齢や肌質に合わせて選ぶ

●ステップ5:乳液・クリーム
・化粧水や美容液で与えた水分が蒸発しないようにフタをする
・外部刺激から肌を守るバリア機能を高める

忙しい朝は簡略化したり、肌の状態によって使うアイテムを調整したりしても大丈夫です。特に初心者の方は、まず「洗顔→化粧水→保湿」の3ステップから始めるのがおすすめです。

朝と夜でスキンケアを変えてみよう

朝と夜では肌の状態や目的が異なるため、スキンケア方法も変える必要があります。朝と夜でスキンケアアイテムを変えるのが理想ですが、予算や手間を考えると同じものを使っても問題ありません。その場合は、夜はたっぷり使うなど使用量を調整するとよいでしょう。

●朝のスキンケア:守るケア
1. 洗顔
2. 化粧水
3. 美容液
4. 乳液・クリーム
5. 日焼け止め(最重要!)
※メイクをする場合は、スキンケア→日焼け止め→メイク下地→ファンデーションの順

朝のスキンケアで最も重要なのが「日焼け止めを塗ること」です。「肌老化の8割は紫外線が原因」といわれるほど、肌にとってストレスなのです。

洗顔については、それほど強い洗浄力は必要ないので、朝用の優しいものを使うとよいです。

これから1日、紫外線など外部刺激にさらされる肌をしっかり保護しましょう。

●夜のスキンケア:回復するケア
1. クレンジング
2. 洗顔
3. 化粧水
4. 美容液
5. 乳液・クリーム

クレンジングはメイクの濃さに合わせて選ぶようにしましょう。ポイントメイクが濃い場合はオイルタイプやポイントメイク用のリムーバーがおすすめです。

就寝中は乾燥しやすいため、化粧水は朝より多めを意識しましょう。クリームなどでしっかり幕を張るのも大切です。週1〜2回はパックや角質ケアを取り入れると、美容成分の肌への浸透力が上がり効果的です。

1日の汚れをしっかり落とし、就寝中の肌の再生を助けましょう。

肌質別スキンケアのポイント

肌質別スキンケアのポイント

ここからは肌質別に、スキンケアの注意点などを解説します。

乾燥肌:保湿成分を意識する

●クレンジング・洗顔
・クリーム・ミルクタイプのクレンジングを選ぶ
・洗浄力の強すぎない、低刺激な洗顔料を使う
・ぬるま湯(30〜32℃程度)で洗う(熱いお湯は肌の乾燥を招く)
・こすりすぎない、すすぎすぎない

●化粧水・美容液・保湿
・たっぷりの化粧水で水分補給(コットンパックがおすすめ)
・セラミド・ヒアルロン酸・グリセリン・スクワランなどの保湿成分を含む美容液を使用
・クリームタイプの保湿剤で水分の蒸発を防ぐ
・特に乾燥が気になる部分には重ね塗りを

●生活習慣
・室内の湿度を50〜60%に保つ
・シャワーだけでなく、湯船にゆっくりつかる(皮脂の分泌を促進)
・水分と良質な油を含む食事を心がける(魚のオメガ3脂肪酸など)

うるおい続ける化粧品 化粧品セット
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脂性肌:皮脂コントロールと毛穴ケア

●クレンジング・洗顔
・ジェルタイプやフォームタイプのクレンジングを選ぶ
・洗浄力のある洗顔料で余分な皮脂をオフ(ただし、洗いすぎは禁物)
・週に1〜2回、クレイ(泥)洗顔や酵素洗顔で毛穴の奥の汚れをケア
・温かすぎないお湯で洗う(熱いお湯は皮脂分泌を促進する)

●化粧水・美容液・保湿
・さっぱりとした使用感の化粧水を使用
・ビタミンC誘導体やサリチル酸などの成分配合の美容液で皮脂をコントロール
・油分の少ない、ジェルタイプやさっぱり乳液タイプの保湿剤を選ぶ
・Tゾーンは軽めに、頬は普通につけるなど部位によって調整を

●生活習慣
・食生活を見直す(脂っこい食事や糖分の摂りすぎに注意)
・十分な睡眠と適度な運動で代謝を上げる
・タオルや枕カバーはこまめに交換する
・ストレスを溜めないよう心がける(ストレスは皮脂分泌を促進)

混合肌:TゾーンとUゾーンのバランスケア

●クレンジング・洗顔
・ジェルタイプなど、しっかり落ちるけど肌に優しいクレンジングを選ぶ
・洗顔の泡で優しく包み込むように洗う
・Tゾーンは少し念入りに、Uゾーンは優しく洗う
・部分的に洗い残しがないように注意

●化粧水・美容液・保湿
・部分によって使い分ける(Tゾーンはさっぱりタイプ、Uゾーンはしっとりタイプ)
・複数の化粧品を持つのが面倒な場合は、混合肌用のアイテムを選ぶ
・Tゾーンには皮脂コントロール効果のある成分、Uゾーンには保湿成分が入った美容液
・クリームはTゾーンには薄く、Uゾーンにはしっかりと

●生活習慣
・バランスの良い食事と水分摂取
・肌の状態に合わせてスキンケアを調整(季節や体調で変化することも)
・ストレスケアと十分な睡眠

敏感肌:低刺激・無添加アイテムでトラブル回避

●クレンジング・洗顔
・ミルクタイプやクリームタイプの低刺激なクレンジング
・泡立てネットを使って十分に泡立てた弱酸性の洗顔料
・ぬるま湯で丁寧にすすぐ
・洗顔後はタオルで押さえるように水分を拭き取る(こすらない)

●化粧水・美容液・保湿
・「無添加」「敏感肌用」「アルコールフリー」「パラベンフリー」などの表示のある製品
・パッチテストを行ってから使用する(二の腕の内側や耳の後ろなど目立たない部分で)
・セラミドやアラントインなど肌のバリア機能を高める成分配合の製品
・界面活性剤や香料、着色料などが少ないシンプルな成分の製品

●生活習慣
・紫外線対策を徹底する(敏感肌は紫外線の影響を受けやすい)
・過度の洗顔や保湿料の使いすぎを避ける
・睡眠不足やストレスをできるだけ避ける
・季節の変わり目には特に注意する

忙しい人向け!簡単にできる時短スキンケア

忙しい人向け!簡単にできる時短スキンケア

「スキンケアは大切だとわかっていても、毎日の忙しさでついつい手を抜いてしまう…」

そんな方に、忙しい毎日でも続けられる、簡単時短スキンケアのコツをご紹介します。

3分でできるシンプルスキンケア

●朝の3分スキンケア
1. 洗顔料で軽く洗う(または水洗顔):30秒
2. 化粧水でしっかり保湿:30秒
3. 乳液やクリームで水分を閉じ込める:30秒
4. 日焼け止めを塗る:1分30秒

ポイントは「必要最低限のステップに絞る」ことです。肌の状態が良ければ、朝は水洗顔だけでも十分な場合もあります。特に乾燥肌の方は、朝の洗顔料での洗顔を省き、水だけで洗い流すだけでも問題ありません。

●夜の3分スキンケア
1. クレンジングでメイクを落とす:1分30秒
2. 洗顔料で洗う:30秒
3. 化粧水と乳液で保湿:1分

疲れて帰宅した夜は、最低限メイクと汚れを落とし、保湿だけは必ず行いましょう。たった3分でも毎日続ければ、肌の調子は確実に変わってきます。

仕事・育児で忙しい人向けのスキンケア時短テクニック

●時短テクニック1:バスタイムを活用
入浴中は肌が温まって血行が良くなり、スキンケアの浸透率がアップします。シャワー中やバスタブに浸かっている間にパックをしたり、出た直後に化粧水をつけたりすると効率的です。

●時短テクニック2:マルチアイテムを活用する
UV効果のある下地や、美容成分入りのファンデーションなど、複数の効果を持つアイテムを選べば、ステップ数を減らせます。

●時短テクニック3:週末にじっくりケアする
平日は最低限のケアに留め、週末にシートマスクやスペシャルケアを行う「めりはりスキンケア」も効果的です。毎日が完璧でなくても、週単位で見れば十分なケアができます。

まとめ

まとめ

スキンケアの基本は、「正しい順番」「自分の肌質に合ったアイテム選び」「継続すること」の3つです。

初めは5ステップ全てを完璧に行おうとすると続かない可能性があります。まずは「洗顔→保湿」という最低限のステップから始めて、少しずつ自分に合ったルーティンを見つけていきましょう。

肌質は季節や体調、年齢によって変化するものです。その時々の肌状態に合わせてケア方法を調整することも大切です。

また、どんなに高価なスキンケアアイテムを使っても、睡眠不足や偏った食生活、ストレスなどが続くと肌トラブルは改善しにくくなります。スキンケアと同時に、生活習慣の見直しも行うことで、より効果的に肌の調子を整えることができます。

自分に合ったスキンケアを見つけて、健やかな肌を目指しましょう!

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