たるみ毛穴の原因解明!改善方法も紹介
2023.04.25
30代になると目立ち始めるたるみ毛穴。ファンデーションで隠そうとすると凹凸感が逆に目立ってしまったり、厚塗り感が出てしまい対応が難しいですよね。
しかしたるみ毛穴ができてしまう原因をしっかり理解すると効果的な対処を行うことが可能ですよ。
改善方法も難しい方法や医療美容などのお金がかかるものではなく、この記事を読んだ後お家ですぐに実践できる方法をまとめています。
ぜひこの記事を読んでたるみ毛穴を改善しつるんとしたお肌を手に入れましょう!
たるみ毛穴ができる原因
まずたるみ毛穴とは、皮膚の重みに毛穴が引っ張られることで縦方向に毛穴が広がった状態のことです。場所は頬にできることが多く、30代になると悩む方が多い傾向にあります。
たるみ毛穴ができる原因は加齢によってコラーゲンやエラスチンの生成量が減少すること、皮脂の過剰分泌で毛穴が開くこと、紫外線の影響の3つが挙げられます。
加齢
人間の肌は表皮、真皮層、皮下組織の3層で構成されています。その中の真皮層にコラーゲンやエラスチンというタンパク質繊維が網状に形成されることで肌に弾力やハリ感を与えています。しかし30代付近からコラーゲンやエラスチンを生みだす母細胞の働きは弱まり、生成速度は緩やかに落ちてしまうのです。そしてコラーゲンやエラスチンが減少するとハリ感を失った皮膚は重力で下に下がってしまい、毛穴が縦に引っ張られたるみ毛穴になります。また加齢によって顔の筋肉が衰え、脂肪を支える力が弱まることも毛穴を下に広げる原因となります。
皮脂の過剰分泌
皮脂が多い方もたるみ毛穴には要注意。皮脂の分泌が過剰になると皮脂腺から分泌された皮脂と古い角質が混ざり合って角栓ができ、毛穴が押し広げられてしまいます。そこに紫外線などの影響が加わると皮脂が酸化され黒ずんだ状態に。黒ずんでしまった毛穴と年齢による皮膚のたるみが合わさることでたるみ毛穴ができてしまいます。
紫外線
紫外線には波長の長さの違いから紫外線A波、紫外線B波、紫外線C波があります。紫外線B波は太陽光にあたると肌が焼けたりヒリヒリしたりする波長です。紫外線B波はピークが5~8月で冬にはガクッと量が減ります。それに対して、紫外線A波はピークが4~8月ですが、そのほかの月もピーク時の½以上の量があります。さらに気をつけなければいけないのが、紫外線A波は肌に浴びると肌の表面にある表皮を通過して真皮層まで届いてしまうのです。そして真皮層に存在しているコラーゲンやエラスチンが紫外線A波によって破壊され、肌がハリ感を失いたるみ毛穴の原因になります。
たるみ毛穴の改善方法
たるみ毛穴はできてしまうとファンデーションでも隠すことが難しかったりと、30代の方が抱える大きな悩みの1つです。しかし自宅でもできる基本的なケア方法を意識すると改善に繋がることが多いのですよ。しっかりとたるみ毛穴の原因を理解して理想の肌を手に入れましょう。
紫外線ケア
たるみ毛穴の原因の1つである紫外線のケアをすることはとても重要です。外に出かける際は帽子をかぶったり、日傘をこまめにさすようにしましょう。そして紫外線ケアの中でも特に重要なのは、晴れの日以外でも日焼け止めを使用することです。たるみ毛穴に関わる紫外線A波は、晴れの日と比べてくもりや雨の日でもほぼ同じ量降り注いでいます。また室内にいる際にもガラスやカーテン越しに紫外線A波を浴びてしまうため、常に日焼け止めで紫外線対策を行いましょう。
スキンケアの摩擦・乾燥NG
毎日のスキンケア、何を意識して行っていますか?
洗顔、メイク落とし、スキンケアなどどの過程でも摩擦を起こさないことが大切です。肌に摩擦が起きると皮膚表面の角質層が傷つきます。また皮脂と汗が混ざり合ってできている皮脂膜が摩擦によって弱まってしまうと肌の乾燥が進んだり、紫外線などの外からの刺激に弱くなってしまいます。化粧水などのスキンケアだけでなく洗顔料やメイク落としを使用する際も顔を擦らないように気をつけましょう。
また肌が保湿されている状態であれば肌が滑らかにみえ毛穴が目立ちにくくなります。洗顔の際も洗顔後に肌につっぱりを感じる場合は、自身の肌質より洗浄力が強すぎる可能性があるため、洗顔料を低刺激なアイテムに変更してみても良いでしょう。
コラーゲン生成を促す成分やビタミンを摂る
コラーゲンやエラスチンの減少はたるみ毛穴になってしまう大きな原因の1つです。まずはコラーゲンの体内での生成を促しましょう。コラーゲンはエラスチンの元となる繊維芽細胞を活性化する働きがあるため、コラーゲンを生成することはエラスチンの生成にも繋がります。大きく分けて化粧水等の肌から浸透させる方法と食事等で摂取する方法があるので詳しく解説します。
化粧品
肌のターンオーバーを正常化するビタミンA誘導体(レチノール)やナイアシンが配合された化粧水を使用することをおすすめします。ただしビタミンA誘導体(レチノール)は肌への刺激が強いため敏感肌の方は避けるようにしましょう。またコラーゲン配合の化粧水などもありますが、コラーゲンの大きさより肌の隙間が狭いことから肌から直接真皮層までコラーゲンを届けることは難しいです。化粧品で浸透させるのであれば上記のコラーゲン生成を助ける役割の成分に注目して購入しましょう。
食事
食事では主にビタミンC・ビタミンEに注目すると良いでしょう。
ビタミンCはコラーゲン生成を促進する働きがあります。主にレモンやアセロラなどの果物類、ピーマン等の野菜に含まれています。しかしビタミンCは熱に弱いため、野菜で摂取する際には注意が必要です。ビタミンEには抗酸化作用があります。抗酸化作用を高めることで肌のバリア機能を高めることができます。主にナッツ類やツナ缶などに多く含まれています。
表情筋を鍛える
表情筋を鍛えることで肌を深部から引き上げ、重力に負けない肌を保つことができます。表情筋を鍛えるメリットはたるみ毛穴の改善だけでなく、加齢による皺等も少なくなるため若々しい肌を保つこともできます。
特に最近はマスクをしていたり仕事で在宅ワークも主流となり、表情筋を動かす機会が少なくなりましたよね。表情筋を鍛える運動は口元を動かすだけでできるものが多く、簡単に行うことができます。仕事や家事の間やリフレッシュのつもりで鍛えると取り入れやすいですよ。
まとめ
今回は30代から気になり始めるたるみ毛穴の原因や改善方法を紹介しました。
たるみ毛穴は主に頬にできることが多く、目立ちやすいのにファンデーション等でも隠すことが難しいと30代から悩む人が多いようです。
今回紹介した改善方法は1週間後にすぐ効果が出るような即効性はありませんが、続けることでたるみ毛穴だけでなく肌全体のハリ感を保つ長期的なケアとして活用することができます。
この記事でまとめたたるみ毛穴の原因や改善方法を参考にして、つるんとしたお肌を手に入れてくださいね。