敏感肌の原因は?お肌の状態を知って自分に合う化粧水や乳液を選ぼう!
2019.12.17
敏感肌の人にとって、お肌のコンディションは1日の気分を左右するものです。周囲の人の輝くような素肌に、悲しく目を伏せる日もあるかもしれません。
でも、体質だからとあきらめず、自分と自分のお肌のために、できるだけのことをしてあげましょう。
まずは敏感肌の原因と状態を知り、自分に合った化粧水や乳液を選ぶところから始めてみませんか?
水分不足は敏感肌の大敵。化粧水と乳液でお肌をしっかり潤そう
敏感肌はどうしても肌表面のバリア機能がもろく、お肌が乾燥に傾きがちです。でも、お肌の水分量はお肌の強度と密接に関係しています。お肌の水分が不足すれば、水分と脂質のバランスが崩れ、ただでさえもろい敏感肌のバリア機能がますます損なわれてしまいます。するとつっぱり感やゴワつきといった敏感肌特融の不快な症状が現れ、放置すれば深刻な肌荒れを引き起こしてしまいます。
ですから敏感肌の人は、日頃から徹底的な保湿を心がけましょう。お肌に優しい化粧水を、季節を問わずたっぷりと使いましょう。保湿力や浸透力の高い化粧水を、何度も重ねづけする方法がおすすめです。化粧水でお肌を十分に潤したら、今度は乳液で油分を補い、敏感肌の繊細なバリア機能を保護してあげましょう。それでもまだ乾燥を感じる人は、クリームやワセリンを重ねることで水分の蒸発をしっかり食い止めましょう。口から摂取する水分も、意識して多めに摂ることをおすすめします。
敏感肌の救世主?化粧水と乳液でセラミドを意識的に補おう
敏感肌の人に特におすすめの成分がセラミドです。たとえばアトピー体質の人は、生まれつき体内に保有するセラミドの量が少ないことがわかっています。たとえ健康な人であっても、栄養の偏りや年齢の影響でセラミドが十分に作られなくなることがあります。
敏感肌の人はバランスの良い食事を心がけ、お肌がセラミド不足に陥らないよう健康管理に気を配りましょう。そして毎日のお手入れに、セラミドが配合された化粧水や乳液を取り入れることをおすすめします。
セラミドの入った化粧水や乳液を選ぶコツは次の通りです。
敏感肌にはヒト型セラミドが配合された化粧水や乳液を!
ヒト型セラミドとは、人体にもともとあるセラミドとほぼ同じ構造を持つセラミドです。そのため、自分の肌にあるセラミドと同じように働いてくれます。できれば複数のヒト型セラミドが同時配合された化粧水や乳液を選びましょう。
敏感肌なら化粧水よりも乳液やクリームのセラミドを重視しよう
セラミドは脂溶性の成分なので、油分を含むケア用品の方が高濃度で配合されています。化粧水に含まれるセラミドの量はそれほど多くないことを理解しておきましょう。
また、セラミド入りの化粧水はとろみのあるテクスチャーのものが多くなっています。とろみがある化粧水は、ついつい少量で満足してしまいますが、敏感肌の人は規定量より多めに化粧水を使うのが基本です。
酵母入りの化粧水と乳液で敏感肌を修復しよう
セラミドと並んで敏感肌におすすめなのが酵母入りの化粧水や乳液です。酵母から抽出された酵母エキス、あるいは酵母の発酵代謝物を配合した化粧水や乳液は、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれています。これらの成分は敏感肌の修復に大きな威力を発揮します。お肌の新陳代謝やターンオーバーをうながしてくれるほか、水分を引き寄せて保持する力にも優れているからです。
お肌のビタミンバランスやミネラルバランスが整えば、肌本来の自然治癒力や回復力も高まります。前述のセラミドと酵母成分が同時配合された化粧水や乳液もあるので、気になる商品があれば試してみるといいでしょう。敏感肌に不足しがちな水分と栄養素をしっかり補給してくれるはずです。
敏感肌に攻めのスキンケアは絶対にNG!
化粧水や乳液を敏感肌用に切りかえても、まだ敏感肌が改善しない場合は毎日のスキンケアを見直してみましょう。
たとえば次のようなことに心当たりはありませんか?
①敏感肌なのに洗浄力の強い洗顔料やクレンジングを使っている
敏感肌の人のお肌はとてもデリケートな状態です。通常の洗顔料やクレンジングでは刺激が強すぎるかもしれません。敏感肌には、お肌への刺激を極力抑えた、マイルドな処方の洗浄剤を使いましょう。薄いナチュラルメイクなら乳液でも落とすことができます。
②敏感肌なのにダブル洗顔やピーリングで肌に負担をかけている
お肌が荒れて皮がむけたり粉をふいたりしてくると、ついつい気になってスペシャルケアに手を出してしまう人がいます。
私もかつて、古い角質を落とせば肌がよみがえるような気がして、祈るような気持ちでスクラブ洗顔をしてしまったことがありました。でも、次の日のスキンケアのつらかったこと!何をつけてもしみてしみて、結局皮膚科に行くはめに…。
お肌のコンディションが悪い時は、マイルドな化粧水と乳液による最小限のスキンケアにとどめ、敏感肌の回復をおとなしく待ちましょう。
敏感肌におすすめ!フローラの「化粧品セット」
私が使用して肌の調子が良くなったと実感した化粧水と乳液の組み合わせは、フローラさんから出ている化粧水「雪恋姫」と乳液「純白のしづく」です。この2つに石鹸「フローラロイヤルソープ」がつき、ラインで使える化粧品セットとなっています。
どれも植物由来の天然成分から作られているだけあって、負担なくお肌の調子を整えてくれます。無香料、無着色、無鉱物油の無添加製品で赤ちゃんにも安心して使える成分のため、敏感肌にはぴったりです。
迷ったらこちらを使ってみて損はないかと思います。
まとめ
敏感肌の人の悩みは敏感肌の人にしかわかりません。鏡を見るたび、スキンケアをするたび、ため息をついている人もいるでしょう。
でも、敏感肌の症状をやわらげることは決して不可能ではありません。敏感肌に適した化粧水と乳液を味方につけて、保湿と栄養補給を根気強く続けながら、敏感肌とうまくつきあっていきましょう。