頭皮のタイプでケアは変わる!抜け毛改善術。
2019.01.27
適切な頭皮ケアは抜け毛対策に欠かせませんが、やみくもにケアをしても効果が出るとは限りません。
効率よく結果を出すには、自分の頭皮の状態に合わせた頭皮ケアを知ることが重要です。
自分の頭皮のタイプを見極め、最適なアプローチを探りましょう。
あなたの頭皮はどのタイプ?頭皮の状態をチェック!
まず、合わせ鏡やスマホのカメラを使って、抜け毛が特に気になる部分の頭皮をチェックしてみましょう。家族の方や美容師さんに確認してもらえばより確実です。
①頭皮の色をチェック
健康な頭皮は透明感があり、青みを感じさせる白色です。
けれども荒れや炎症がある頭皮は赤やピンクになっています。
また皮脂や老廃物が溜まっていれば、頭皮は黄ばんでいるでしょう。
抜け毛の気になる部分の頭皮にこうした変色が見られたら、頭皮環境をケアすることで抜け毛を改善できるかもしれません。
②脂性肌か乾燥肌かチェック
次に自分の頭皮が脂性肌か乾燥肌かをチェックしてみましょう。
シャンプーをして髪を乾かしたあと、頭皮が落ち着くまで数時間待って、指の腹で頭皮を軽くこすってみてください。
すでに皮脂が指に付く人は脂性肌、頭皮に突っ張った感じが残っていたり、こすった指に乾いた細かいフケが付いたりする人は乾燥肌と考えられます。
赤い頭皮の抜け毛にはこれ!炎症を抑え、血行不良を改善
頭皮が部分的に赤くなっている場合
頭皮が部分的に赤くなっている場合は、頭皮の炎症から来る抜け毛が疑われます。
紫外線やカラー剤といった外部刺激はもちろんのこと、乱暴なシャンプー、汗・蒸れの放置、アレルギーなども炎症の原因になります。
このケースでは一定期間、頭皮の保護とダメージの回復に努めなければなりません。
シャンプーをマイルドな処方のアミノ酸系シャンプーなどに変え、ローションで頭皮をいたわって、地肌のターンオーバーを促しましょう。
かゆみ、湿疹、腫れなどを伴う場合は皮膚科医に相談した方がいいでしょう。
頭皮が全体的にピンク色をしている場合
頭皮が全体的にピンク色をしている場合は、頭皮の血流が滞り、毛根の栄養不足で抜け毛が起きている状態と考えられます。
頭皮マッサージやツボ押しで血行不良を改善し、育毛剤で毛母細胞に栄養を補いましょう。
肩凝りや眼精疲労の自覚があれば、そちらも合わせてケアをする必要があります。
黄色い頭皮の抜け毛にはこれ!クレンジングでデトックス
頭皮が毛穴を中心に黄色く変色している場合
頭皮が毛穴を中心に黄色く変色している場合は、皮脂や老廃物の詰まり、あるいはそれらの酸化が抜け毛を誘発している状態です。
毛穴の詰まりや酸化した皮脂は通常のシャンプーでは落ちません。
これをスッキリさせるには頭皮クレンジングによるデトックスが有効です。
ホホバオイルやオリーブオイルでオイルクレンジングをしてみましょう。
しばらく続けて改善しなければ、プロによるヘッドスパをお勧めします。
頭皮全体が黄色くくすんでいる場合
頭皮全体が黄色くくすんでいる場合は「カルボニル化」かもしれません。
カルボニル化は活性酸素の増加が引き起こす頭皮の酸化です。
抜け毛だけでなく髪のパサつきやうねりも気になるのが特徴です。
これを改善するには活性酸素を除去するケアが有効です。
抗酸化物質の入ったシャンプーや頭皮用のパックを日常のケアに取り入れましょう。
脂性肌による抜け毛にはこれ!皮脂を上手にコントロール
脂性肌を自覚している人は、普段から洗浄力の強いシャンプーを使っていると思います。
けれどもしっかり洗えば洗うほど皮脂の分泌量が増えることもあるので注意が必要です。
たとえば
・頭皮に必要な皮脂まで根こそぎ洗い流している
・力まかせにゴシゴシ洗って頭皮に負担をかけている
・頻繁なシャンプーで頭皮がインナードライ状態になっている
こんなケースでは頭皮を保護しようと皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
ですから脂性肌の人ほど優しく丁寧なシャンプーを心がける必要があります。
予洗いやすすぎをしっかりと行い、シャンプー時の頭皮マッサージを習慣にしましょう。
さっぱりタイプのローションで頭皮の水分量を安定させるのも、皮脂量のコントロールと頭皮環境の改善に大きく役立ちます。
乾燥肌の抜け毛にはこれ!徹底保湿で頭皮の潤いをキープ
頭皮の水分量が減ると、頭皮は外部からのダメージを受けやすくなり、ターンオーバーの周期が乱れて抜け毛が起きやすくなります。
保湿成分の入った乾燥肌用のシャンプーを使い、お湯の温度も低めに設定して、汚れだけを優しく落とす洗い方を習慣づけましょう。
シャンプー後にはしっとり系の保湿ローションを頭皮になじませ、それでも乾燥が改善しない時は保護オイルを併用してください。
また、私自身もそうなのですが、頭皮が乾燥している人は、全身のお肌も乾燥しがちです。
加湿器を使う、エアコンの風に直接当たらないなど、トータルの保湿ケアを意識しましょう。
まとめ
ひと言で抜け毛と言っても原因は人それぞれです。
見当違いな頭皮ケアでは、なかなか効果が出なかったり、かえって抜け毛を悪化させたりしてしまうかもしれません。
自分の頭皮がどんなケアを求めているのかを知り、健やかな頭皮環境の維持と改善に努めましょう。