歯の黄ばみを自宅で解消！美容意識の高い女性におすすめのホワイトニング歯磨き粉5選
2025.05.27
「歯の黄ばみが気になるけれど、歯医者でのホワイトニングは高額で手が出せない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか？毎日のコーヒーや紅茶、喫煙習慣が原因で、気づかぬうちに歯の着色汚れが蓄積していることがあります。そんな方におすすめなのが、自宅で手軽にケアできるホワイトニング歯磨き粉です。この記事では、黄ばみを効果的に落とすホワイトニング歯磨き粉の選び方とおすすめ商品を紹介します。
歯の黄ばみの3大要因とは
そもそも、なぜ毎日歯磨きしているのに歯は黄ばんでくるのでしょうか？歯の黄ばみには「着色汚れ（ステイン）・タバコ・加齢」という3つの大きな要因があり、それぞれちがったアプローチが必要です。
1. 飲食物による着色汚れ（ステイン）
色素が強い飲み物に含まれる色素が歯の表面に付着すると、通常の歯磨き粉ではなかなか落としきれず、徐々に黄ばみ・くすみとなって現れます。特にコーヒー、紅茶や赤ワインなどに多く含まれるタンニンはポリフェノールの一種で、歯に色素沈着を起こしやすいといわれています。これらの着色汚れには、
2. タバコの喫煙によるヤニの蓄積
タバコに含まれるタールが歯の表面に強固に付着すると、一般的な歯磨き粉では落とせない黄ばみになります。喫煙者向けの強力な除去成分を配合した薬用歯磨き粉を選ぶことで、ヤニによる黄ばみを軽減できます。研磨剤入りの歯磨き粉などでもある程度落とすことが可能ですが、強く磨きすぎるとエナメル質を傷つけてしまう恐れがあり、注意が必要です。
3. 加齢によるエナメル質の変化
年齢を重ねると歯の表面のエナメル質が徐々に薄くなります。内側の黄色い象牙質が透けて見えるようになるため、「年を取ると歯が黄ばんで見える」といわれています。この種類の黄ばみは歯磨き粉だけでのケアではなかなか改善が難しいですが、エナメル質を保護しながら光の反射を利用するタイプの歯磨き粉を使用したり、食生活や生活習慣に気を遣ったりすることで改善されます。
【黄ばみ除去】ホワイトニング歯磨き粉を選ぶポイント
黄ばみケアに特化したホワイトニング歯磨き粉を選ぶ際のポイントを詳しく解説します。
1. 黄ばみの原因
前述の通り、歯の黄ばみといっても様々な理由があり、取るべき対策も変わってきます。
あなたが今悩んでいる歯の黄ばみの原因は何でしょうか？
コーヒーや紅茶を日常的に飲む方は「着色汚れ（ステイン）」、タバコを吸う習慣がある方は「タバコのヤニ」、10年前と比べて歯の黄ばみが気になる方は「加齢」が歯の黄ばみの原因となっている可能性があります。
2. 黄ばみを化学的に分解する成分
歯の黄ばみの原因が違えば、有効成分も異なります。
ポリリン酸ナトリウムなどの成分が配合された歯磨き粉は、特に飲食物由来の黄ばみに効果的です。
タバコのヤニが気になる方は、厚生労働省が発表した薬用歯磨き粉の製造販売承認基準をチェックしてみましょう。ポリリン酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドンといったヤニの除去効果のある成分が記されています。
加齢による黄ばみが気になる場合、残念ながら歯磨きの成分によって歯を直接白くすることはありませんが、黄ばみの原因である「歯のエナメル質」を保護することで、黄ばみの進行を緩めることは可能です。
参照：「薬用歯みがき類製造販売承認基準について」（厚生労働省）
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/hamigaki_kijyun.pdf
3. 研磨剤のタイプと強さ
歯の黄ばみを物理的に除去する研磨剤は、特にタバコのヤニなど強力な着色汚れには効果的な成分ですが、種類によっては歯のエナメル質を傷つける可能性があります。歯磨き粉の研磨度（RDA値）が低く、マイクロパール配合など歯に優しい低研磨タイプを選ぶことで、安全に黄ばみケアをおこなうことができます。
4. フッ素配合で虫歯予防と黄ばみケアを両立できるかどうか
歯の黄ばみケアも大切ですが、歯の健康維持という基本はしっかり押さえておきたいところです。フッ素配合の歯磨き粉やケアアイテムを選ぶことで、黄ばみケアをしながら虫歯予防も同時に行えます。
【タイプ別】おすすめのホワイトニング歯磨き粉はこちら
実際のユーザーレビューや専門家の評価をもとに、黄ばみケアに効果的な歯磨き粉を厳選しました。
【着色汚れ】ブリリアントモア ダブル（ライオン）
・分類：医薬部外品
・有効成分：ピロリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム
・特徴：ダブル成分配合、口臭除去効果も
ステインを浮き上がらせる成分、ピロリン酸ナトリウムとポリリン酸ナトリウム（清掃助剤）のダブル配合で、ステイン（着色汚れ）を浮かせる効果が高い歯磨き粉です。また口臭原因菌を殺菌する成分も配合されているため、口臭の発生も防ぐことができます。日常的に使用しても歯への負担が少なく、継続的な黄ばみケアが可能です。
参照：Brilliant more W | ライオン歯科材株式会社
https://www.lion-dent.co.jp/client/products/hamigakizai/brilliant_more.htm
【着色汚れ】シュミテクト トゥルーホワイト（アース製薬）
・分類：医薬部外品
・有効成分：ポリリン酸ナトリウム、ポリエチレングリコール400
・特徴：研磨剤不使用、知覚過敏にも配慮
シュミテクト トゥルーホワイトは、知覚過敏ケアとホワイトニングを1本で実現する歯磨き粉です。研磨剤無配合なので、毎日のケアにもぴったりです。ブラッシングでステイン（着色汚れ）を浮かせて取り除くほか、フッ素（フッ化ナトリウム）配合でムシ歯予防にも役立ちます。
参照：シュミテクト トゥルーホワイト ｜ハミガキ
https://www.hagashimiru.jp/products/TRUE-white.html
【着色汚れ】GCルシェロ 歯みがきペースト ホワイト（GC）
・分類：医薬部外品
・有効成分：ポリエチレングリコール(PEG)400
・特徴：着色汚れの除去とエナメル質の保護を両立
ルシェロホワイトは歯医者さんで購入できるホワイトニング歯磨き粉です。研磨剤不使用、さらには歯のエナメル質よりも柔らかいとされているLime粒子(炭酸カルシウム)配合で、歯のエナメル質を守りながら着色汚れを効果的に除去することができます。多くの歯科医師がおすすめする歯磨き粉です。
参照：RUSCELLO TOOTH PASTE WHITE | 株式会社ジーシー
https://www.gc.dental/japan/products/professional/prevention-sanitary-chemicals/ruscello-tooth-paste-white
【加齢】シュミテクト PROエナメル マルチケアEX（アース製薬）
・分類：医薬部外品
・有効成分：高濃度フッ化物
・特徴：エナメルケア、歯の再石灰化促進
シュミテクトPROエナメルは、いわゆるホワイトニング歯磨き粉ではありませんが、エナメル質のケアに特化した歯磨き粉といえます。エナメル質への酸によるダメージ「酸蝕歯」に着目し、1450ppmという高濃度フッ化物を含んでいるというのが特徴です。一般的な歯磨剤に含まれるようなフッ化物の取り込みを阻害すると言われる成分は配合されておらず、歯の再石灰化を促し歯のエナメル質を保護・強化するため、加齢による歯の黄ばみが気になる方におすすめの歯磨き粉です。
参照：シュミテクト PROエナメル マルチケアEX ｜ハミガキ
https://www.hagashimiru.jp/products/Pronamel-Multi-Care-EX.html
【タバコのヤニ】ザクト（ライオン）
・分類：医薬部外品
・有効成分：ポリエチレングリコール
・特徴：喫煙者向け・ヤニ汚れに特化
ザクトは「タバコのヤニ汚れ」を除去するのに特化した歯磨き粉です。有効成分ポリエチレングリコールが歯のヤニを溶かし、ミクロ粒子の重炭酸カルシウムとシリカ粒子で歯の汚れを落とします。
ただし、ザクトには研磨剤が含まれているため、毎日の使用には向いていません。週1回程度または歯の汚れが気になるときにのみ使用するようにしましょう。毎日のケアは、研磨剤が入っていないホワイトニング歯磨き粉がおすすめです。
参照：ザクトライオン｜ハミガキ | ライオン株式会社
https://www.lion.co.jp/ja/products/60
ホワイトニング歯磨き粉の効果を最大化する使用方法
せっかく良い歯磨き粉を選んでも、使い方を間違えると十分な効果が得られません。黄ばみケア歯磨き粉の効果的な使用法をマスターしましょう。
1. 適切な力加減で磨く
黄ばみを早く落としたいからといって強く磨きすぎると、かえってエナメル質を傷つけ、将来的に黄ばみが付きやすくなる原因になります。電動歯ブラシを使用する場合は、特に力の入れ過ぎに注意しましょう。
2. 十分な時間をかけて丁寧にブラッシング
歯磨き粉に含まれる黄ばみケア成分が効果を発揮するには、2〜3分程度の時間が必要です。特に黄ばみが気になる前歯の部分は、意識して丁寧に磨きましょう。
3. 黄ばみケア専用歯磨き粉の使用頻度を守る
黄ばみを早く落としたいからといって過剰に使用すると、歯や歯茎にダメージを与える可能性があります。商品の推奨使用頻度（通常は1日1〜2回）を守り、長期的に継続することが重要です。
4. 食生活・生活習慣にも気をつかう
酸の強い食品を継続的に採ると、歯のエナメル質を傷つける恐れがあるので、注意しましょう。また、食品の中には歯の再石灰化を促す食品（セロリやにんじんなどの繊維質の多い野菜）やエナメル質を強化する食品（乳製品など）もあるので、意識して採るようにしましょう。
食事後に水で口をゆすぐのも、食べ物による着色汚れを防ぐのに効果があるとされています。ぜひ習慣に取り入れたいですね。
唾液の分泌を促すのも、着色汚れの防止に効果的だといわれています。口をあけっぱなしにしてしまうと、口の中が乾燥しステインも洗い流されずに定着してしまいやすいため、注意しましょう。
まとめ
歯磨きは毎日の習慣だからこそ、歯磨き粉選びが重要になってきます。
自分の歯の黄ばみの原因や生活習慣に合わせた歯磨き粉を選び、正しい方法で使用することで、誰でも健康的で白い歯を目指すことができます。ぜひ本記事で紹介した選び方やおすすめ商品を参考に、あなたに最適な黄ばみケア歯磨き粉を見つけてください。
