肌がかゆくなるのはなぜ?かゆみが出たときのスキンケア方法

肌がかゆくなるのはなぜ?かゆみが出たときのスキンケア方法

2025.04.08

思わずボリボリと肌をかいてしまうかゆみ。なぜ肌がかゆくなってしまうのでしょうか。肌がかゆくなる原因は複数あります。かゆみの原因を見極めて、自分に合った対策をしましょう。肌のかゆみの原因と、おすすめのスキンケアや対策をご紹介します。

肌がかゆくなる原因は?

肌がかゆくなる原因は?

乾燥肌によるかゆみのメカニズム

肌が乾燥すると、かゆみが起こりやすくなります。乾燥して肌の水分が減ると、表面のバリア機能が低下してしまいます。外部からの刺激や、内部の水分の蒸発に対して弱くなり、肌が敏感になってかゆみが起こるのです。
乾燥が進行すると、肌に炎症が起こります。炎症が起こると、免疫反応によってヒスタミンというかゆみを引き起こす物質が分泌されることでかゆくなります

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紫外線と花粉による影響

紫外線は肌にダメージを与え、炎症を引き起こすことがあります。紫外線で肌の細胞が傷つくことで、免疫反応が起こります。その反応がかゆみを発生させてしまいます。また、紫外線のアレルギーがある人もいます。紫外線を浴びることで肌に湿疹やかゆみが出ます
花粉も、アレルギー反応によってヒスタミンが分泌され、肌がかゆくなります。花粉の細かい粒子が肌に触れることによる、直接的な刺激でもかゆみが起こります。

ストレスや気候の変化

ストレスでも肌がかゆくなることがあります。ストレスによって自律神経が乱れることで、肌のターンオーバーが正常に働かなくなります。肌のバリア機能が低下して、乾燥からかゆみが引き起こされます。
気温や湿度などの環境の変化でも肌がかゆくなります。気温や湿度が低い冬には、空気が乾燥するため肌のかゆみが起こりやすくなります。逆に、気温や湿度が高い夏も肌がかゆくなりやすい季節です。大量に出る汗が肌荒れの元となることで、かゆみが起こる人が多くいます

かゆみを引き起こすスキンケア製品

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かゆみの原因となる成分を知ろう

スキンケアアイテムには、肌の刺激となりかゆくなる可能性のある成分が配合されている場合があります。

● エタノール
● パラベン(防腐剤)
● シリコン
● 合成香料
● 合成着色料

これらの成分が配合されているスキンケア製品を使用する場合は、肌に合うかどうかパッチテストを行いましょう。
天然の成分は肌に負担がかかりにくいイメージがありますが、どんな人にも合うとは限らないので注意が必要です。特定の植物にアレルギーがある場合や、配合されている量が多いことで皮膚に刺激を与えてしまう可能性があります

注意が必要なスキンケアの種類

かゆみの原因となる成分以外にも、使用を控えたほうがいいものがあります。かゆみが起きているときは、肌が敏感になっています。美白や毛穴ケアなどの、いわゆる「攻めの美容」といわれるスキンケアは避けましょう
たとえば、高濃度のビタミンCが配合された美容液は、肌にピリピリを感じるほど強い刺激があります。肌の調子がよいときはシミや毛穴対策に使用したいアイテムですが、かゆみがあるときは使用を控えてください。
ピーリング効果があるスキンケアも使用を控えましょう。摩擦は肌の刺激となり、かゆみがひどくなる可能性があります。

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かゆみを和らげるスキンケアと対策

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ヒアルロン酸やセラミド配合のアイテムを使う

乾燥が原因のかゆみは、ヒアルロン酸やセラミド配合の保湿クリームやローションを使うのがおすすめです。ヒアルロン酸は、水分を多量に保持する性質があります。肌内部の水分を保持してくれるため、乾燥を防いでかゆみが軽減されます。セラミドは、肌のバリア機能を強化してくれる効果があり、乾燥や外部の刺激から肌を守ります。
これらの保湿成分が配合された製品は、肌に負担をかけにくく保湿してくれるので、肌が敏感になってかゆみが出ている方でも使うことができます

衣類や環境を整える

肌に直接触れるものが刺激となって、かゆみを発生させる場合があります。肌がチクチクする化繊や毛足の長いウールは避けましょう。柔らかい綿素材の衣類がおすすめです。
空気の乾燥は、肌の乾燥を招いてかゆくなりやすくなります。肌にとって適切な湿度は50~60%です。乾燥しているときは、加湿器を使って湿度を上げましょう。

かゆみがひどいときは冷やす

かゆくてたまらず、肌をかいてしまいそうなときは、冷やすことが有効です。冷やすことで、皮膚の神経の興奮を抑えることができます。冷やしすぎないよう、濡れたタオルを優しく当てるのがおすすめです。保冷剤や氷も冷たくて気持ちいいと感じますが、直接当てると肌への刺激になってしまうこともあります。タオルなどでくるむようにしましょう。

まとめ

肌がかゆくなると、気になってイライラしてしまうこともあります。まずはスキンケアやかゆみを起こさない対策を行いましょう。それでもかゆみがおさまらない場合は、皮膚科で相談することも検討してくださいね。

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