40代の肌悩み「シミ」が増えたのは肌の糖化が原因かも
2024.03.26
40代女性の肌悩み「シミ」と身体の「糖化」には、深い関係があることをご存じですか? あなたのシミのお悩みも、実はこの糖化が原因かもしれません。
『急にシミが増えた気がする…』『どんなスキンケアが自分に合うのかわからない…』
『せっかく高い化粧品を買って使っているのに、中々肌の調子があがらない…』
『最近、肌が敏感になったと感じる』
これらのお悩みをかかえた40代女性の多くは『年を取ってシミや肌トラブルが増えることは仕方のないこと』と思いがちです。しかし、その原因は、紫外線や年齢肌だけではない、『糖化』にあるかもしれません。
今回の記事では、このシミと肌の糖化の原因や、対策について、ご紹介していきます。
シミになるメカニズム、糖化の原因とは?
シミはなぜできるの?
シミの1番の原因は、紫外線刺激によって生成される、メラニン色素の蓄積です。
シミができるメカニズムは以下の通りです。
〈シミのメカニズム〉
紫外線を浴びる
↓
チロシナーゼ(酵素)が活性化
↓
チロシナーゼはメラノサイト(細胞)にさせるシミ(メラニン)の生成を促進する
↓
メラノサイトがメラニンを生成
シミは、このような紫外線刺激と、チロシナーゼ、メラノサイトによる連鎖反応が引き起こしています。
糖化とは?
糖化とは、体内のタンパク質や脂質と『糖』が結びつき、「アドバンスト・グリケーション・エンドプロダクツ(AGEs)」という化合物となる現象です。AGEsは、本来のタンパク質や脂質などの形から変化し、体内で炎症や、酸化を引き起こします。
肌もこの糖化の影響をうけることで、透明感がなくなってきたり、真皮のコラーゲンやエラスチンの柔軟性、弾力が損なわれ、シワやたるみなどの老化へとつながっていきます。
これは『メイラード反応』と呼ばれ、『肌が焦げる』なんて表現もされています。
シミや糖化を抑えるためにはどうしたらいいの?
シミや糖化を抑えるためには、日ごろからの紫外線対策や糖化対策が必要不可欠です。
紫外線を防ぐためには、日差しの弱い雨の日にも油断せず、日ごろからUV化粧品の使用を習慣づけ、日焼け止めサプリなどの常用もおすすめです。
また糖化は、血糖値の急上昇により、起こりやすいことがわかっています。
血糖値の上昇を穏やかにすることで糖化を少しでも抑えることができます。『べジファースト』などの食事療法を利用して、野菜、タンパク質、炭水化物の順に食べるなどがおすすめです。
シミ予防、抗酸化におすすめの化粧品配合成分
シミ予防のおすすめの化粧品配合成分
●トラネキサム酸
シミや肝斑治療などにもよく用いられ、肌荒れにも効果があります。
人工のアミノ酸で、第一類医薬品(市販薬)の有効成分としも認められています。
●スギナエキス
植物のスギナから抽出した天然成分で、チロシナーゼ活性阻害による色素沈着抑制の効果があるといわれています。
刺激性も少なく、敏感肌の人にもおすすめです。
●ハイドロキノン
「シミの漂白剤」とも言われ、効果が強く出過ぎてしまう危険もありますので、医師の相談のもと、使用するようにしましょう。
糖化におすすめの化粧品配合成分
●ドクダミ
漢方では『十薬』とも呼ばれており、いろんな効果を発揮します。
肌のくすみを防ぐ抗糖化効果、その他にも抗菌、抗炎症、抗酸化などの効果も期待できます。
●セイヨウオオバコエキス
植物のセイヨウオオバコの種子から抽出したエキスです。
表皮のケラチンの糖化阻害作用、褐色化阻害作用の他、真皮コラーゲンの糖化を抑えるなど、シワやくすみ、たるみなどの改善効果があるといわれています。
雪恋姫は、スギエキス、オオバコエキスなどの植物天然由来成分でつくられた化粧水です。無香料・無添加・無効物で天然成分100%の乳幼児にも優しい処方なので、ママ世代に人気の化粧水です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?40代女性に多い肌悩みのひとつ、『シミ』と『糖化』の関係について、年齢を重ねてダメージを蓄積した肌には、UV対策、シミ対策に加え、糖化対策も同時に行うことで、肌の老化の進行を遅らせることにつながります。
糖化は、知らず知らずのうちに進行していることが多く、日常的な予防や対策が必要不可欠です。
食事や、スキンケアなどを少し見直すだけでも徐々に変化が訪れるはずです。
少しずつ自分にできる方法で、変化を楽しみながら年齢肌と向き合っていくのも良いですね。