花粉による肌荒れの原因って?防止策やスキンケア方法を解説します!
2023.06.20
一般的に花粉症の症状として、くしゃみや鼻水などが思い当たりますよね。しかし花粉は肌荒れにも関わりがあることを知っていますか?花粉がとぶ2~4月は季節的にも乾燥しやすく、花粉症と診断されたりくしゃみ等の一般的な花粉症の症状がない人でも花粉の影響を受けて肌荒れしている可能性があります。しっかりと花粉に対する対策を行い、花粉による肌荒れを防ぎましょう。
どうして花粉によって肌荒れが起きるの?
春に多く飛んでいる花粉に悩まされている方、多いですよね。くしゃみや鼻水などが一般的な花粉症の症状として挙げられますが、花粉が飛んでいる時期は肌荒れで悩む人が増えていることを知っていますか?花粉による肌荒れは花粉症の人だけでなく、敏感肌の人や乾燥肌の人など多くの人に起こります。まずはなぜ花粉で肌荒れが起こるのかをしっかりと理解しておきましょう。
肌荒れの原因1:肌のバリア機能が低下するため
1つ目の原因は花粉がよくとぶ2~4月は空気自体が乾燥しており、肌のバリア機能が低下していることです。肌は皮下組織、真皮層、表皮の3層構造になっています。肌表面に位置する角層では肌の潤いを保つ皮脂膜や肌のバリア機能があり、肌を刺激から守っています。肌のバリア機能は肌内部の水分の蒸発を防ぐこと、外的刺激から身体を守るという役割を持っています。この肌のバリア機能が低下すると花粉が肌に侵入しやすくなり、花粉が侵入すると免疫システムが働いてアレルギー反応が起こります。スキンケアで冬はしっとり系の高保湿化粧水を使用するけど、春になると暖かくなりベタつきが気になるためサラッとタイプの化粧水に変えるという方も多いですよね。そんな方は、保湿が足りず肌のバリア機能が低下している可能性があるので要注意です。
肌荒れの原因2:季節性アレルゲンの刺激のため
肌には皮膚に付着した異物(花粉)に対して防御反応が起こり、炎症を起こして花粉を排除しようとします。実際には痒みを引き起こし、肌を掻くことで物理的に花粉を落とそうとします。これらのアレルゲン反応は肌のバリア機能が正常に働いている状態であれば、大きな刺激にはなりません。しかし季節柄乾燥しやすいことや、肌の潤いが低下し角層の細胞の間に隙間が生まれることで、アレルゲン反応が引き起こされやすくなっています。また春は寒暖差や新年度での環境の変化もあります。心理的や物理的にストレスを感じることでも肌が揺らいでしまう原因になります。
花粉による肌荒れの防止方法
花粉による肌荒れはどう対処すれば良いのでしょうか?花粉による肌荒れ防止は肌荒れの原因で紹介した肌のバリア機能を高める、アレルゲンによる刺激をできるだけ与えないの2点が重要になります。肌荒れは起こってしまった後ではなく、できる前に防止しておきましょう。
防止方法1:肌が花粉に触れないようにする
まずは肌に花粉がつかないようにケアをすることが重要です。アレルゲン反応に対抗できる肌をつくることも大切ですが、まずはアレルゲン反応をできるだけ起こさない環境を整えましょう。花粉が飛んでる時期に外出する際にはマスク、帽子、メガネなどでできるだけ肌を覆い隠すことを意識。帰宅した後はすぐに手洗いや洗顔を行いましょう。家の中に花粉を持ち込んでしまうことや、後から顔に花粉が付着することを防げますよ。
意外と忘れてしまいがちなのは髪の毛。帰宅の際や外出中でも櫛でブラッシングをすることで花粉を落とすことができます。逆に髪の毛に花粉がついたままだと家にも花粉が付着してしまい肌が荒れたり、くしゃみ等の花粉症の症状が出てしまうので注意しましょう。また髪の毛は乾燥していると静電気を帯び、花粉が付着しやすくなります。髪の毛をケアを行い、
潤いを保つことも花粉を家に持ち込まないために大切な要素です。
防止方法2:保湿系のスキンケアを行う
肌のバリア機能を高めるためにしっかりと肌を保湿しましょう。肌が保湿されバリア機能が高い状態であれば、肌の細胞と細胞の間の隙間が狭くなるので、花粉が肌に侵入にくくなります。高保湿のスキンケアを行うようにしましょう。特に保湿力が高く乾燥予防につながるヒアルロン酸や肌のバリア機能を高めるセラミドが配合された化粧水がおすすめです。
洗顔やスキンケアで摩擦を起こさないことも気をつけましょう。肌のバリア機能が弱まっていると、少しの外的刺激でも反応が起きやすくなっています。洗顔の際にしっかりと泡立てて肌をこすらないようにしたり、スキンケアの際にも肌を抑えるイメージで優しく馴染ませるようにしましょう。タオルやペーパーで顔の水分を拭き取る際もポンっと水分だけを拭くように意識してくださいね。
株式会社フローラの「純白のしづく」は100%植物由来成分が配合されています。杉エキス、桧エキス、松エキスに加え、保湿成分のオリーブ油、ホホバオイルなども配合されていて、クリームに近いしっとりとした乳液です。無香料、無着色、無鉱物油で赤ちゃんでも使える化粧品なので、肌のバリア機能が低下し肌荒れが起こりやすい肌にも安心してお使いいただけます。
防止方法3:生活習慣を見直す
日々の生活習慣の改善は荒れた肌を回復させるためにも、肌のバリア機能を高めるためにも大切です。バランスの良い食事と6時間以上の十分な睡眠を心がけましょう。生活習慣を見直し改善することで、肌を新しい細胞に入れ替えるサイクルであるターンオーバーを正常化することができます。ターンオーバーは肌のバリア機能の維持にも働きかける他、ハリ感がある新しい細胞に入れ替えることで角層の細胞の隙間をなくしアレルゲン物質の侵入を防ぐ役割もあります。
食事はターンオーバーの正常化に働きかけるタンパク質、ビタミンB2、ビタミンB6の摂取を心がけましょう。タンパク質は不足してしまうとターンオーバーの乱れにつながります。肉や魚、卵で摂取できるので、1日のバランスを見て積極的にとりましょう。ビタミンB2はレバーやうなぎ、納豆などに含まれています。肌の新陳代謝に関わるビタミンで、ターンオーバーが正しく行われることをサポートします。ビタミンB6は乱れてしまったターンオーバーのリズムを整える役割があり、にんにくやささみに多く含まれます。
まとめ
今回は花粉による肌荒れの原因や対策方法を紹介しました。せっかく暖かくなってきたので、外に出かけたくなりますよね。花粉による肌荒れは花粉症でない人にも起こってしまうことがネックですが、しっかりと対策を行うことで肌荒れは最小限に留めることができます。この記事を参考にして、肌荒れが起きてしまう前に肌のバリア機能を高め対策を行いましょう!