くすみ肌ってどうしたら改善できるの?くすみの種類に分けてセルフケアを解説します!
2023.06.27
くすみ肌は多くの人が抱える肌悩みの1つです。肌がくすんでいると顔全体が暗く見えてしまい、今まで使っていた化粧品が合わなくなってしまいますよね。そしてくすみ肌の原因がわからず、改善が難しいことも悩み人が多い要因になります。くすみ肌の改善には自分のくすみ肌の原因と原因に合わせたセルフケアを長期的に行うことが必要になります。この記事を読んで自分のくすみ肌の原因を理解し、肌の透明感を取り戻しましょう!
くすみの種類は5つ!原因と特徴を解説します
肌のくすみとは顔全体が本来の明るさよりも暗く見える状態のことです。肌のくすみといっても原因は1つではなく、多様な原因があることを知っていますか?くすみの種類は大きく分けて乾燥、ターンオーバー、血行不良、糖化、メラニンの5つあります。まずは自分のくすみの原因を理解することで、効果的な改善方法を探していきましょう!
まずは肌の基本的な構造を解説します。肌は皮下組織、真皮層、表皮の3層に分かれて構成されています。真皮層はコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンが存在しており肌にハリ感を与える働きがあります。また線維芽細胞というエラスチンなどを生成する細胞も真皮層にあり、肌の弾力を保つ働きもあります。肌の表面に位置する表皮はさらに細かく分けると内側から基底層、有棘層、顆粒層、角層と4つの層で構成されています。
くすみの原因1:乾燥
肌の乾燥は肌荒れを起こしやすいだけでなくくすみにも関わりがあることを知っていますか?肌の乾燥は肌の角層に不要な角質が溜まり透明感がなくなりくすみにつながります。乾燥肌でくすみが気になる方は肌の乾燥がくすみの原因の可能性が高いです。
くすみの原因2:ターンオーバー
ターンオーバーとは肌の細胞が表皮の基底層から押し上げられ、角層に古い角質を排出することで肌の細胞を新しい細胞に入れ替えるサイクルのことです。ターンオーバーの周期は約28日ですが、生活習慣の乱れや加齢などで周期が早くなったり遅くなったりと乱れることがあります。そしてターンオーバーの乱れは古い角質が肌の表面にとどまる状態のため、くすみ肌につながります。肌のくすみと同時にゴワつきを感じる方はターンオーバーの乱れがくすみの原因と考えられます。
くすみの原因3:血行不良
血行不良もくすみの原因の1つ。血液が滞り酸素濃度が下がることで、毛細血管が青く目立ち、疲れやむくみを引き起こします。日頃から運動不足が気になる方やむくんでいると感じる方、肌が青白くくすんでいる方は血行不良が原因かもしれません。
くすみの原因4:糖化
糖化とは糖質と肌のタンパク質が結びついてAGEs(終末糖化産物)が生産されることです。
糖化は老化現象の1つと言われており、シワやたるみ、くすみが起こります。砂糖や果糖などを多く摂取すると糖化現象が起こりやすいため、糖質を多く摂取している人やくすみの中でも黄ぐすみが気になる人は糖化が原因かもしれません。
くすみの原因5:メラニン
紫外線や肌への摩擦など、外的刺激をうけると肌は皮膚への害を食い止めるために表皮の奥にあるメラノサイトでメラニンを生成します。作り出されたメラニンはターンオーバーで排出されますが、ターンオーバーが乱れるとメラニンが溜まったままになり、茶褐色のくすみが起こります。
くすみの種類ごとのセルフケア方法
肌のくすみはエステサロンなどで改善することもできますが、生活習慣や自分に合ったスキンケアができていなければまたターンオーバーが進むと同時に肌がくすんでしまいます。肌のくすみをしっかりと改善するために、自分のくすみの種類を知った上で、原因ごとに対策を行なっていきましょう。
くすみの種類ごとのセルフケア方法1:乾燥
乾燥することで古い角質が肌表面にとどまっています。朝、夜の2回洗顔を行ったり、角質ケアができる拭き取り化粧水などを使用することも検討しましょう。また肌のバリア機能を高めるセラミドやヒアルロン酸が配合された高保湿の化粧水などでしっかりと保湿ケアを行いましょう。
株式会社フローラの「雪恋姫」は100%天然由来成分配合です。コラーゲンやスギエキスやヒノキエキスなど保湿成分を含んでいるため、肌を正常な状態に整えます。植物抽出成分を多く配合しているため、乾燥肌且つ敏感肌であまり合う化粧水がないとお悩みの方はぜひ試してみてください。
くすみの種類ごとのセルフケア方法2:ターンオーバー
ターンオーバーの乱れを整えるためには肌の土台を固めることが大切です。肌の乾燥を防ぐためにしっかりと角層を潤わせましょう。化粧水の成分をみて高保湿のアイテムを選ぶことももちろん大切ですが、肌により浸透させるためにツールを使用してもいいかもしれません。特に手で化粧水を使用している方はコットンやローションマスクの使用を検討してみてみませんか?手で化粧水をつけるよりも密着感が高く、1度に浸透する量が多くなりますよ。
食事もビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンEの摂取を心がけましょう。ビタミンB2は肌のエネルギー代謝に関わるビタミンでターンオーバーの働きをサポートします。レバーやウナギ、日常的に食べやすい食品だと納豆にも多く含まれています。ビタミンB6は乱れてしまったターンオーバーのリズムを整える働きがあり、マグロやささみに多く含まれています。ビタミンEは血流を促し栄養素の供給を高める働きや肌のバリア機能を高めターンオーバーの乱れを整える働きがあります。ビタミンEはナッツ類に多く含まれています。
くすみの種類ごとのセルフケア方法3:血行不良
血行不良は顔のリンパマッサージを行ったり、適度な運動を心がけましょう。十分な睡眠を確保することも結構促進につながるため、6時間以上睡眠時間を確保することと、就寝前に携帯などのブルーライトを浴びず、自律神経を整えることを意識しましょう。
適度な運動といっても、毎日ジョギング30分などをいきなり取り入れるのは難しいですよね。そんな人は通勤時にひと駅だけ歩いてみたり、リフレッシュしたいときにストレッチをしてみましょう。起床時にラジオ体操を行ったりすることも血行促進に十分な効果があります。運動量をいきなり上げようとすると息切れして続かない原因になってしまうので、少しずつ運動不足を解消しましょう。
くすみの種類ごとのセルフケア方法4:糖化
糖化によるくすみは糖質を抑えることで改善します。糖質には大きく分けてブドウ糖と果糖がありますが、果糖の摂取に気をつけましょう。果糖は体温との反応が早く、ブドウ糖に比べ約10倍のスピードでタンパク質や脂肪を糖化させてしまいます。果糖はジュースやコーラ等の清涼飲料、お菓子に多く含まれています。清涼飲料水をよく飲む方は頻度を減らしてみるなど、少しづつ果糖の摂取を抑えていきましょう。
くすみの種類ごとのセルフケア方法:メラニン
メラニンの生成を防ぐためには紫外線対策をすること、肌に摩擦を起こさないことが重要です。紫外線には波長の長さにより、紫外線A波、紫外線B波、紫外線C波があります。メラニンを生成するのは紫外線A波で、紫外線A波は天気関係なく一定量が常に降り注いでいます。雨の日や冬などは日焼け止めをつけないという方も多いですが、日焼け止めは常にぬって紫外線対策を行いましょう。スキンケアではメラニンの生成を抑える作用があるトラネキサム酸やコウジ酸、メラニンの排出を促進するビタミンC誘導体やプラセンタが配合された美白化粧水が、くすみの原因がメラニンの場合は有効です。
まとめ
今回はくすみの種類に分けて、原因やセルフケアをまとめました。くすみ肌のケアには自分の肌状態をしっかりと見極めてケアを行うことが大切です。またくすみの種類ごとに対策を分けましたが、「乾燥しているからターンオーバーが乱れている」など2つの原因が重なり合っていることもあります。そういう人は一気にケアをしようとすると大変になるので、まずは乾燥ケアを行なってみるなど1つずつセルフケアを試してみてください。この記事を参考にくすみのない明るい肌を手に入れましょう!