40代からの物忘れを改善!記憶力を向上させるコツをご紹介
2023.11.14
みなさんは昨日の夜ご飯を瞬時に思い出せますか?では1週間前の週末はどのように過ごしたか思い出せますか?年齢とともに身体の機能が低下するのはみなさんご存知の通りですが、実は「記憶力」も同じく影響を受けています。
物忘れとは
仕事で紹介された人の名前を忘れてしまったり、忘れ物をして家を出てしまったりする経験は誰にでもあるかと思います。しかし、どの程度このような経験があると深刻なのか、ご自分では判断しにくいですよね。
物忘れのセルフチェック
以下、簡単にできる物忘れのセルフチェックです。ご自分に該当するものがないか確認してみましょう。もし、該当するものがたくさんある場合でも、改善できる余地があるのでご安心ください。
・鍵やお財布を置いた場所を頻繁に忘れる
・蛇口を閉め忘れたり、火を消し忘れたりすることがある
・スーパーで買いたい物を思い出せないことが頻繁にある
・先週の献立を思い出せない
・新しく会った人の名前と顔を覚えられない
物忘れと認知症の違い
次に、「物忘れ」と「認知症」の違いについて解説します。どちらも記憶力が低下することで発生する症状ですが、根本的な性質が異なるため、違いを正しく理解しておきましょう。
まず「物忘れ」ですが、加齢とともに誰にでも起こり得る症状です。例えば、ドラマを見た記憶はあるけど、出演していた俳優の名前が出てこなかったり、夕飯を食べに行った記憶はあるけどお店の名前が出てこなかったり、体験したこと自体は記憶にあり、詳細を思い出すことができないのが「物忘れ」です。そして、思い出せない、忘れてしまったということに自覚しているのも「物忘れ」の特徴です。
次に「認知症」ですが、「物忘れ」との大きな違いとしては体験したこと自体忘れてしまっており、自覚症状がないことです。夜ご飯を食べた後に「今日の夜ご飯は?」と確認したり、孫の存在を忘れてしまったり、自分が忘れているという自覚症状がないため、認知症が疑われる場合は接し方にも配慮が必要となります。
記憶力を向上させる5つのコツ
続いて、記憶力を向上させるコツを5つご紹介します。物忘れが気になる方は早速今日から実践してみましょう。
定期的に運動をする
以外かもしれませんが、定期的に運動をすることは物忘れを改善し、記憶力向上に役立ちます。昨今の研究では、運動不足が物忘れを促進させるということが証明されているため、適度な運動を習慣にしましょう。朝や夕方に30分ほどウォーキングをしたり、日中にスクワットや腕立て伏せをしたり、有酸素運動と無酸素運動の両方を毎日行えると理想的です。忙しくて時間が取れない方は、エレベーターの代わりに階段を利用したり、駐車場ではなるべく入口から遠いところに車を止めて、たくさん歩くようにしたり、日々の生活の中で身体を動かせるよう工夫してみましょう。
しっかりと睡眠をとる
疲労が溜まると不調が出るように、実は睡眠不足は記憶力の低下にもつながります。そのため、毎日7〜8時間の睡眠を取るようにしましょう。体の機能はしっかりと休息させることで、元気に働くことができます。そのため、毎晩脳をしっかり休めてあげることが大切ですが、仕事などの都合により7〜8睡眠時間を確保できない場合は、睡眠の質を高めることを心がけましょう。具体的には、就寝前2時間はスマホやテレビなどブルーライトを発するものから離れたり、ストレッチを行なったり、就寝時間に向けてリラックスできるよう過ごしましょう。
よく噛む
次に、よく噛むことも記憶力向上に有効的といわれています。実は「噛む」行為は脳への刺激となり、噛めば噛むほど脳が刺激されます。そのため普段の食事でよく噛むことは大切ですが、移動時間や作業中にガムを噛むこともおすすめです。
脳トレーニングを行う
続いて、定番ですが脳トレーニングを行うこともやはり有効的でしょう。クロスワードパズルや数独なども良いですし、最近ではスマホアプリでも楽しく行える脳トレーニングが増えています。毎日の通勤時間やお昼休みなどに一問だけでも良いので、取り組むことを習慣にしましょう。一度にたくさん取り組むより、日々継続することが大切です。
新しいことに触れる
最後に、新しいことに触れるのも脳への刺激となり、記憶力向上に効果的です。例えば新しいお店へ行ってみたり、新しい習い事を始めてみたり、新しいコミュニティに参加してみたり、「初めて」のことに挑戦してみましょう。小さい頃はなんでも新しいことに感じられ、たくさん刺激を受けていましたが、大人になるにつれて意識しないと新しいことに触れる機会は減ってしまいます。しかし、新しいことに触れると普段使わない部分の脳が刺激され、記憶力向上に役立つと言われているため、ご自分が楽しく実践できる「新しいこと」を探してみましょう。
まとめ
物忘れ改善についてご紹介しましたが、いかがでしたか?いくつになっても記憶力を向上することは可能なので、ぜひ取り組んでみてください。