夏こそ入浴。こんなに効果があるんです!

夏こそ入浴。こんなに効果があるんです!

2022.07.19

通常はお風呂が好きであっても、夏は暑いし、その分疲れて面倒くさいし、お風呂を沸かすのも億劫。汗をかいた分シャワーだけは浴びるけど……。そんな方も多いのではないでしょうか。けれども、それはもったいないことなのです。夏こそお風呂に入るべき。夏バテ防止にも睡眠にも美肌にもいい効果が得られるんですから、そのメリットを余さず活かしてくださいね。

夏に入浴する効果は?

夏に入浴する効果は?

血流改善とむくみとり

お風呂に入ると、当たり前ですが、身体が温まりますよね。血管が広がることで新陳代謝もアップしますし、肩凝りも改善します。もし神経性の痛みをお持ちの方でしたら、温まることで痛みが和らげられます。また、水は水圧があるので、入浴をすると、体の表面だけでなく、血管やリンパも圧力を受けます。これにより血流やリンパの流れが改善され、むくみなどの血管・リンパ類の不調も整うのです。ちなみにこの効果は「静水圧作用」といいます。

いい睡眠が取れる

いい睡眠は、就寝前に体内深部の温度を下げることで得られます。それにはお風呂が最適。入浴は体温を上昇させますが、それは血管が拡張するため。これにより体内の熱が放射され、体温が下がります。体内深部の温度が下がると、眠気を感じはじめ、深い睡眠へと誘われます。睡眠は、美容に関わる成長ホルモン分泌の促進や自律神経の調整など、特に健康と美容に関わっています。そのためにも、夏でも入浴することは大事なんです。

汗のかき方が変わる

汗は体温調整という重要な役割をはたしています。暑い時には汗をかくことで、体温を下げるようになっているのです。汗は水分だけでなくミネラル分も含まれているのですが、健康で「溜まっていない」体であれば、そのミネラル分はほとんどが体内に吸収され、水分の多いサラサラとした汗になります。シートなどで拭けばスッキリするタイプの汗ですね。ところが、通常から汗をかいていないと、体が汗をかくことに慣れていないため、汗を出す汗腺がうまく機能せず、ミネラル分も出てきてしまうベタベタした汗になります。そのため、入浴が効果的なのです。入浴することによって汗をかく練習になり、日中の汗がサラサラとしたものになります。サラサラした汗はベタベタした汗に比べ、臭いがあまりしないのも特徴。悪臭に気を使わなくてもよくなります。

夏ならではの入浴法は?

夏ならではの入浴方は?

湯の温度

夏には夏に適したお風呂の入り方があります。いくら熱いお湯が好きな方でも、42度くらいの熱いお湯に浸かっているのはNG。夏に最適なのは、38度から40度くらいです。この温度だと副交感神経が働くので、リラックスするには最適なのです。

入浴する時間帯

入浴は就寝の1時間から2時間前がお勧めです。入浴で体の深部が温まり、冷めていくのがちょうどそのくらいの時間。その眠気に従って睡眠すると、成長ホルモンが分泌され、自律神経が調整されます。結果、次の日は精力的に、かつ肌ピカピカで起きることができます。いくら忙しくても寝る直前に入浴するのはやめておきましょう。体内深部の温度が上がってしまい、さらに眠りにくくなります。

水分補給

夏はそれでなくても体内の水分が出て行きやすい季節。特にゆっくり入浴や半身浴を楽しもうという場合には、さらに汗をかきやすくなります。体内の汚物が出てくるのはいいことですが、それとともに出てくる水分を補強しなければ、むしろカサカサになってしまいます。入浴の前と後には少なくともコップ1杯の水を

症状別、夏の入浴

症状別、夏の入浴

疲れを取りたい

疲れたー、もう動きたくない、というときには、お風呂の前に足湯をすることをお勧めします。それから42度くらいの熱めのお湯に数分。全身の血行がよくなり、疲労物質が出て行きやすくなります。ただし、42度というのは体にとってかなり熱い温度です。長すぎる入浴は肌を痛めてしまいますので、負担にならないくらいの時間になるよう調整しましょう。

冷えを改善したい

冷房による冷えが辛い方も男女問わず多いはず。特にオフィス勤務の方は、自分の自由には室内温度を調整できなくて、冷え性になっている方もいるのではないでしょうか。そういった冷えを改善したい方は、38度くらいのお湯で長風呂をするのがいいですね。ゆっくりと体を温めましょう。同様に、半身浴もお勧めです。

肌をケアしたい

夏の美容の敵といえば、紫外線。どんなに日焼け止めを塗っても、数時間で効果は薄れてしまうもの。時と場合によっては、長く屋外にいて、紫外線の被害を思ったより多く受けていることもあります。そんなときにはスキンケア用の入浴剤。体の隅々までケア物質が行き渡り、浸透しやすくします。また、お湯の温度は40度くらいがいいでしょう。暑すぎも冷たすぎもしないお湯に、15分ほどゆっくり浸かります。体も温まり、毛穴も開いているこの状態でスキンケアをするといつも以上にケア用品の効果も高まるでしょう。

こんな場合は気をつけて

汗もや日焼け、汗も、そのほかの皮膚トラブルが起きやすい夏。そんなときは、通常の入浴法は体を痛めるだけです。皮膚のトラブルがあるな、と感じている場合、低温で短時間の入浴とするのが基本です。そのほかに、汗もの場合には強くこすらないことと汗や汚れはきちんと取るようにしましょう。日焼けした場合は、入浴は取りやめ多く水を含んだタオルなどで優しく体を拭くだけにしましょう。日焼けした肌にシャワーの水圧は強すぎます。虫刺されであれば、その部分だけ刺激を避け、しっかり汗と汚れを取るようにしましょう。

コレがあれば入浴効果がさらに高まる

フローラ・バス-102 / 株式会社フローラ

お肌しっとり入浴液「フローラ・バス-102」天然植物エキスでできたフローラ・バス102は、人工的な香料の臭いや刺激臭が全くなく、まるで森林浴をしているよう。もちろん無香料で無着色。夏こそ肌が荒れやすい方には是非浸かっていただきたい逸品です。また、天然素材を使っているので、バスタブよごれが少ないのもいいところ。暑い季節に掃除は面倒ですものね。フローラ・バス–102は、その保湿効果でも評価が高いのも特徴です。乾燥によるカサカサ肌の改善。そしてなんと消臭効果もあるのです。汗に混じって様々な臭いがする夏にぴったりです。

フローラ・バス-102お肌しっとり入浴液
フローラ・バス-102お肌しっとり入浴液

BARTH中性重炭酸入浴剤

BARTH中性重炭酸入浴剤重炭酸イオンを多く含む炭酸水素ナトリウムが配合されたBARTH中性重炭酸入浴剤。重炭酸イオンは湯を中性にすることで肌へのダメージを極力減らすだけでなく、疲労回復を促す温浴効果もあります。またその効果の程は温泉なみ。冷え性、腰痛、神経痛、打ち身、しもやけ、湿疹、リウマチなど、多数に渡ります。形状は錠剤。ぬるめのお湯に、3錠ほどを溶かし、15分ほどつかることが奨励されています。

クナイプ

もしあなたが腰痛持ちだったり、慢性肩凝りに困っているようでしたら、クナイプをお勧めします。定番なので薬局などで見かけたこともあるかも知れませんね。目的に合わせ、さまざまな種類が発売されています。その中でも夏にお勧めなのが、ミントシリーズです。ライムミント、ラベンダーミント、スーパーミントと、3種類の製品がありますので、お好みでどうぞ。いずれも天然素材が配合され、入浴中にミントの香りと感覚でスッキリしながらも、きちんと体は温まります。

まとめ

いかがでしょうか。私も夏は面倒くさくてシャワー派ですが、その面倒臭さを補ってもあまりある効果が入浴にはあります。気をつけることはいくつかありますが、それでもお湯に浸かって、夏場のしつこい疲労の回復や更なる美容効果を狙っていきたいところですね。

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