正しい咳エチケット出来てる?気を付けるだけで得られる3つの効果!
2020.09.01
今や「ソーシャルディスタンス」と共に定着した「咳エチケット」。
しかし、マスクをつければ完璧!と勘違いしていませんか?
実はそれだけでは効果が不十分。
間違った咳エチケットでは、十分な感染抑止力は期待できません。
そこでこの記事では、正しい咳エチケットの方法と3つの注意点、そして咳エチケットで得られる3つの効果を解説します。
これ以上、新型コロナウイルスの被害を拡大させないためにも、正しい咳エチケットの方法をマスターし、安全・安心して暮らせる毎日を少しでも早く取り戻しましょう。
飛沫感染コワイ!せきやくしゃみは危険
体の調子が悪い時、押さえようとしても出てしまう咳やくしゃみ。
咳やくしゃみをした時、ウイルスなどの病原体が含まれている可能性が高い飛沫が飛散する距離はなんと2mほど。
また、1回のくしゃみによって口や鼻から飛び散る飛沫は約40,000個というデータも!
そんな恐ろしい飛沫でウイルス等による感染症を広げてしまうリスクを抑えるため、個人が実践すべき社会的なマナーが咳エチケットです。
正しい咳エチケットとは?
周囲の人にウイルス等の病原体をまき散らさないためには、一人ひとりが正しい咳エチケットを守ることが非常に重要です。
次に正しい咳エチケット3つと注意点を説明します。
正しい咳エチケット3つ
まず、正しい咳エチケットを説明します。
1. マスクを着用する
2. 手持ちのティッシュやハンカチなどで口や鼻を覆う
3. 肘を上げ、上着の内側や袖で覆う
(参照:厚生労働省)
咳エチケットの基本はマスクですが、マスクがない場合はティッシュやハンカチ、上着を使って咳やくしゃみの飛散を防ぐようにしましょう。
咳エチケットの3つの注意点
ウイルス等の拡散防止に効果のある咳エチケットですが、間違った方法で行うと全く効果がありません。
咳エチケットでうっかりしがちな3つの注意点に気を付けるようにしましょう。
• マスクは鼻からあごまでをすっぽりと覆ってすき間がないようにつける
• 使ったティッシュやハンカチの始末に気を付け、手を洗う
• 咳やくしゃみをおさえた洋服は洗濯もしくは衣類用の除菌スプレーを使う
咳エチケットができていると思っていても、意外とマスクの装着に問題(隙間)があり、飛沫の飛散を防ぎきれていないことも少なくありません。しっかり顔をカバーするようにつけましょう。
また、咳エチケットをより効果的に行うために、咳やくしゃみをした後の配慮や手入れを欠かさないようにしましょう。
使用後のティッシュをポイと捨てるのではなく、別のビニール袋に入れるなど他の人が触れないような方法で捨てることも重要です。ハンカチも同様。除菌して洗いましょう。また、ティッシュやハンカチを使った後は手洗いも忘れずに。
見落としがちなのが、洋服です。必ず洗濯をする、洗濯できないものは衣類用に開発された除菌スプレーで除菌するようにしてください。
咳エチケットで得られる3つの効果
咳エチケットを個人が守ることで得られる効果は非常に大きいです。
効果①感染症の拡大を防げる
咳エチケットの最大の効果は、飛沫を最低限に抑えることで感染症の拡大を防げることです。
もし何らかのウイルス等に自分が感染していた場合、咳やくしゃみをそのまましたり、手で押さえると、周囲の人にウイルス等を含んだ危険な飛沫を拡散してしまうおそれが多大にあります。
しかし、一人ひとりが咳エチケットを守れば、そのリスクを各段に抑えることができます。
効果②自分の感染を防げる
また、咳エチケットには、感染から自分を守れるという効果もあります。
自分がまだ感染していない場合、咳やくしゃみの際に手を自分の鼻や口元に持っていくのはとても危険。その手には、どこかで付着したウイルス等がついているかもしれません。
しかし、咳エチケットで自分の鼻や口元を直接触らないような意識を常に持つことで、自分が感染することを防ぐことができます。
効果③快適に過ごせる
各々が咳エチケットを守ることでお互いが快適に過ごせるという効果も重要です。
感染症が流行する時期は、どうしても人の心が殺伐・ピリピリとして攻撃的になりがち。
そんな非常時の咳エチケットは、社会的なマナーというだけでなく、「人に広めないように気を付けています」という配慮の証でもあります。
お互いに警戒心や疑心暗鬼が強くなる時期だからこそ、お互いに咳エチケットを守ることで安心でき、快適に過ごせる効果は非常に大きいといえるでしょう。
まとめ
ニュースを聞かない日はないほど、今も猛威をふるっている新型コロナウイルス。
このウイルス以外にも、インフルエンザやノロ・ロタウイルスなど私たちの周りには伝染する恐ろしいウイルスが多数存在しています。
しかし、一人ひとりが咳エチケットを守ることで、効果的に拡大を防ぐことができますよ。
みんなで正しい咳エチケットを実践し、感染拡大を防ぎましょう。